カビが生えたアパートの退去費用はどれくらい?負担者やカビを消す方法も紹介

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カビが生えたアパートの退去費用はどれくらい?負担者やカビを消す方法も紹介

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アパートのカビによる退去時の高額な清掃費用に頭を悩ませていませんか?

この問題はあなただけのものではありません。

退去時にかかる費用は、部屋の状態や広さによって大きく変わりますが、知っておくべき重要なポイントがあります。

この記事では、カビが原因で発生する退去費用の相場と、その負担者について詳しく解説。

また、自分でできるカビの除去方法や予防策も紹介します。

この情報を手に入れれば、カビ問題を解決しましょう。

アパートにカビが生えたときの退去費用はいくら?

アパートにカビが生えてしまった場合の退去時の清掃費用は、およそ8万円から40万円の範囲です。

この費用は部屋の広さやカビの程度、範囲によって異なります

一般的な間取りタイプ別のハウスクリーニング費用の相場は下記のとおりです。

間取りタイプ ハウスクリーニング費用
ワンルーム・1K 78,000円〜154,000円
1DK・2K 135,000円〜240,000円
1LDK・2DK 189,000円〜300,000円
2LDK・3DK 240,000円〜380,000円
3LDK・4DK 280,000円〜482,000円
4LDK以上 400,000円〜

また、掃除箇所によっても費用の相場は異なります。

具体的な費用相場は下記の通りです。

場所 費用相場
エアコン清掃 12,000円〜15,000円
換気扇清掃 12,000円〜15,000円
浴室清掃 15,000円〜18,000円
トイレ清掃 10,000円〜13,000円
フローリング清掃 20,000円〜28,000円
キッチン清掃 12,000円〜20,000円

このように、アパートの退去時の清掃費用は、その部屋の状態や清掃が必要な箇所によって大きく変動します。

したがって、カビの問題に直面した場合は、専門家に相談し、具体的な見積もりを取ることが重要です。

【関連記事】カビが生えた賃貸の退去費用は誰が負担する?費用を抑える方法や高額請求時の対処法も紹介

カビが生えたアパートの退去費用は誰が負担する?

カビが生えたアパートの退去費用を誰が負担するのかを、下記にわけて解説します。

  • 借主が退去費用を負担する場合
  • 貸主が退去費用を負担する場合

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

借主が退去費用を負担する場合

カビの発生が借主の生活習慣や不適切な部屋の使用に起因する場合、借主が退去費用を負担する必要があります。

なぜなら主がアパートを適切に使用し、清潔な状態を維持する責任があるためです。

たとえば、部屋の換気を怠る、濡れた洗濯物を室内で長時間放置する、水回りの掃除を怠るなどがカビを発生させる原因となります。

こういった原因でカビが発生した場合、これらは借主の責任と見なされることが一般的です。

宿主の起因によるカビの場合、退去時の清掃費用、カビ除去費用、場合によってはアパートの修繕費用も借主が負担することになります。

退去時の費用負担は、賃貸契約の内容にもよりますが、一般には原状回復義務として借主が責任を持つべき項目とされています。

貸主が退去費用を負担する場合

一方で、アパートのカビが建物の構造的な問題や貸主の管理不足による場合は、退去費用は貸主が負担することになります。

たとえば、建物の防水不良や換気設備の不備、長期にわたる雨漏りなどが原因でカビが発生した場合、これらは貸主の責任です。

特に、賃貸物件の維持・管理は貸主の責任であるため、構造上の欠陥や老朽化による問題は貸主が対処する必要があります。

この場合、カビの除去や修繕にかかる費用は貸主が負担し、借主は責任を問われません。

ただし、費用の負担割合は、具体的な事情や賃貸契約の詳細に基づいて判断されるため、個々のケースにおいて専門家の意見を求めることが重要です。

要チェック!アパート内でカビが生えやすい場所はどこ?

アパート内でカビが生えやすい場所は、下記が挙げられます。

  • 浴室・洗面所
  • 窓枠
  • 台所・冷蔵庫
  • クローゼットや靴箱など扉付きの収納

それぞれ見ていきましょう。

(1)浴室・洗面所

浴室と洗面所は、アパートでカビが発生しやすい場所の代表例です。

これらのエリアは高湿度であることが多く、特に浴室は温かい水蒸気により湿度がさらに高まります。

湿度が高いとカビの成長に適した環境が形成され、壁、天井、タイルの隙間などにカビが発生しやすくなります

また、浴室や洗面所には石鹸カスや体の皮脂が残りやすく、これらがカビの栄養源となるでしょう。

防止策としては、換気を徹底し、湿度をコントロールすることが重要です。

さらに、浴室用のカビ防止剤を使用することも効果的です。

(2)窓枠

窓枠は、外部からの湿気が内部に侵入することでカビが生えやすい部分です。

特に雨の後や湿気が高い日には、窓ガラスに結露が発生しやすく、その水分が窓枠に滞留しカビの成長を促します。

また、窓枠の隙間や溝など、掃除が行き届きにくい部分にカビが生えることが多いです。

カビを防ぐには、定期的な窓拭きと窓枠の清掃が有効です。

加えて、結露を防ぐために室内の湿度を適切に管理し、時には窓を開けて換気を行うことも重要です。

(3)台所・冷蔵庫

台所は食材の残りかすや油汚れなど、カビの栄養源となるものが多く存在します。

特にシンク周りや排水口、キッチンの隅など湿気が溜まりやすい場所では、カビが繁殖しやすい環境になります

冷蔵庫内も、温度が低く湿度が高いため、食品の残りかすがカビの発生源になるケースも。

対策としては、キッチンの清掃を定期的に行い、特に水回りの乾燥に注意することが大切です。

また、冷蔵庫内は定期的に掃除し、古い食品は早めに処分することが推奨されます。

(4)クローゼットや靴箱など扉付きの収納

クローゼットや靴箱などの扉付きの収納スペースは、閉鎖された空間であるため、湿気がこもりやすくカビが発生しやすい場所です。

特に衣類や靴などは湿気を吸収しやすく、カビの繁殖につながることがあります。

対策としては、収納内の通気性を良くすることが重要です。

たとえば、扉を定期的に開けて換気を行う、乾燥剤や防カビ剤を利用するなどが効果的です。

また、湿った衣類や靴は乾燥させてから収納することも、カビの防止につながります。

アパートに生えたカビを除去する方法とは?

アパートに生えたカビを除去する方法は、下記の2つです。

  • アルコールで拭きとる
  • 50度~82度のお湯をかける

それぞれ、ぜひ参考にしてください。

方法1.アルコールで拭きとる

アパートに生えたカビを除去する方法のひとつとして、「アルコールで拭き取る」方法があります。

この方法は比較的簡単で、家庭でも手軽に行える利点があります。

まず、エタノール(消毒用アルコール)を含むスプレーボトルを用意します。

カビが生えた部分に直接アルコールをスプレーし、少し時間を置いてから柔らかい布やスポンジで拭き取るだけです。

アルコールはカビの細胞を破壊し、その成長を阻止する効果があります。

ただし、塗装された表面や壁紙にはアルコールが色落ちや変色を引き起こす可能性があるので注意してください。

そのため、小さい範囲でテストしてから全面に適用しましょう。

また、アルコールは揮発性が高いので、換気を良くして作業することが重要です。

方法2.50度~82度のお湯をかける

もうひとつの方法は、「50度~82度のお湯をかける」というものです。

この温度範囲のお湯はカビの細胞を破壊し、除去するのに効果的です。

まず適切な温度のお湯を準備します。

次に、お湯をカビが生えた部分に直接かけます。

この際、スプレーボトルを使用すると便利です。

お湯をかけた後、しばらく放置してカビを柔らかくし、その後ブラシやスポンジを使って擦り取ります。

お湯の温度は非常に重要で、熱すぎると表面を損傷する可能性がありますが、温度が低すぎるとカビの除去効果が低下します。

また、水浸しになることを避けるため、かけるお湯の量には注意が必要です。

さらに作業後は、よく乾燥させてカビの繁殖を防ぎましょう。

アパートでも出来る簡単なカビ対策を3つ紹介!

アパートでも出来る簡単なカビ対策は、下記の3つです。

  • エタノールで拭き掃除をする
  • 除湿剤・防カビ剤を設置する
  • 定期的に換気を行う

詳しくみていきましょう。

対策1.エタノールで拭き掃除をする

エタノールは、カビ対策に効果的な簡単な方法のひとつです。

エタノールはカビの細胞を破壊する性質を持ち、カビの成長を防ぐとともに、すでに生えてしまったカビを取り除くのにも有効です。

特に浴室やキッチン、窓枠など、カビが生えやすい場所を中心に、定期的にエタノールで拭き掃除を行うことが推奨されます。

市販のエタノール溶液を使うか、または家庭用の消毒用エタノールを薄めてに使用がおすすめです。

また、使用時は換気にを心がけましょう。

対策2.除湿剤・防カビ剤を設置する

除湿剤や防カビ剤の設置も、アパートで簡単にできるカビ対策のひとつです。

除湿剤は、空気中の湿度を吸収し、カビの成長に必要な湿気を減少させます。

特にクローゼットや靴箱、台所の下の収納など、湿気がこもりやすい場所に設置すると効果的です。

一方、防カビ剤はカビの発生を予防する化学物質を含み、浴室や洗面所などに適しています。

これらの製品を適切な場所に設置することで、効果的にカビの繁殖を抑えましょう。

対策3.定期的に換気を行う

定期的な換気は、カビ対策の中でも最も基本的で重要な方法です。

換気によって室内の湿った空気を外に排出し、新鮮な空気を取り入れることで、カビの成長に必要な湿度の高い環境を改善できます。

特に、お風呂を使用した後や料理をした後など、湿気が特に高まるタイミングでの換気が効果的です。

また、窓を少し開けて常時換気を行うことも有効で、カビの予防に役立ちます。

天気の良い日には窓を全開にして、部屋全体をしっかりと換気しましょう。

カビによる退去費用を抑える方法

この見出しでは、アパートの退去時にカビによる追加費用を最小限に抑えるための効果的な方法を見ていきましょう。

この内容を知っておくことで、退去時の予想外の高額な清掃費用や修繕費用を減額したり、支払わないで済むようになります。

しかし、これらの情報を知らないと、カビの問題が原因で高額な退去費用が発生し、経済的な負担が増加することも。

具体的に紹介する内容は以下の通りです。

  • 普段からカビ予防を徹底する
  • 入居前の状況を写真に撮っておく
  • 貸主に適宜報告をする

これらの対策を理解し実行することで、退去時のカビ問題による負担を減らすことができます。

方法1.普段からカビ予防を徹底する

カビ予防は、アパートの退去時の費用を削減するために必要と言えます。

カビは、湿気や不適切な換気が原因で発生することが多いからです。

そのため、日常的な換気と湿度の管理が重要になります。

例えば、浴室やキッチンなどの湿気が多いエリアでは、使用後に窓を開けるか換気扇を使って空気を循環させると効果的です。

また、除湿剤や防カビスプレーの使用もカビの発生を抑えるのに役立ちます。

これらの予防措置により、退去時の掃除や修繕の必要性が減り、結果的に費用を抑えられるのです。

方法2.入居前の状況を写真に撮っておく

入居前のアパートの状態を写真に記録することは、退去時の費用問題に対処する上で極めて重要です。

この行為が重要な理由は、後に生じるかもしれないカビの問題や他の損傷についての責任の所在を明確にするためです。

具体的には、入居時にアパートの各部屋、特に湿気がたまりやすい浴室やキッチンなどを詳細に撮影しておきます。

これにより、退去時にカビが発見された場合、それが入居前から存在していたのか、または入居中に発生したものなのかを明らかにすることができ、無用な負担を避けられます。

写真は、将来的なトラブルを防ぐための有力な証拠となり得ます。

方法3.貸主に適宜報告をする

カビの問題やその他のアパートの問題について貸主に適宜報告することは、退去時の費用負担を適正に保つために重要です。

この報告が重要なのは、問題が小さいうちに対処することで、大きな修繕やクリーニングの必要性を防げるからです。

例えば、初期段階でカビの発生を発見した場合、速やかに貸主に通知すれば、早期の対応が可能となり、より少ないコストで解決できます。

このようなコミュニケーションは、退去時の予期せぬ費用負担を防ぎ、借主と貸主の間のトラブルが減らせるのです。

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まとめ

アパートでのカビ退去費用は、8万円から40万円で、部屋の広さやカビの範囲によって変動します。

費用の負担者は、カビの原因に応じて変わるので借主か貸主のどちらか一概には言えません。

カビは特に浴室や窓枠、台所など湿気の多い場所に生えやすいです。

除去方法にはアルコール拭き取りや高温のお湯が有効で、予防策としてはエタノール清掃、除湿剤の使用、定期的な換気が推奨されます。

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これらの情報を活用して、カビ問題に効果的に対応しましょう。

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