移住をするなら必ず知っておきたい「人気の移住先」と「移住先で見つけやすい仕事」

「人ごみだらけの東京を離れて、田舎でゆっくり暮らしたい」

とお悩みですね。

結論から言うと、準備なしに移住することはやめておきましょう。

東京と田舎の風習の違いについていけず、移住を断念して東京に逆戻りする人がたくさんいるからです。

移住をする以上は情報収集と前準備をしっかりと行いましょう。

本記事では、以下の項目について徹底解説!

  • 移住に人気の国と地域
  • 移住のメリットとデメリット
  • 移住に必要な情報収集の方法

ぜひ、移住を成功させるための参考にしてください。

1.海外移住で人気の国5選

まず、海外移住に人気な5つの国を紹介します。

海外への移住を検討するには治安や気候、国ごとに違う手続きのルールを学ばなければなりません。

もし知らないまま移住してしまうとイメージと実態のギャップを感じてしまい、早々に移住を諦めることになる可能性があります。

こちらでは、海外移住に人気な5つの国を紹介します。

  1. オーストラリア
  2. 台湾
  3. タイ
  4. ハワイ
  5. マレーシア

移住者が暮らしやすいと評判の海外移住先を見ていきましょう。

1.オーストラリア

オーストラリアは移住先として、おすすめの国です。

理由としては、日本人のコミュニティが各地に存在していて困りごとの相談に乗ってもらいやすいことが挙げられます。

相談できるコミュニティがない場合、現地の生活になじむまでに時間がかかってしまいます。英語力に自信がない場合は、なおさら現地の日本人の助けが必要です。

オーストラリアなら東にシドニーとメルボルン、西側にパース、北側にケアンズと各地に大都市があるため、どこに移住しても日本人コミュニティを簡単に見つけることができます。

先住民アボリジニと多くの国からの移住者で構成されている多民族国家ということもあり、他国の文化に寛容なことも日本人のコミュニティが発達している理由です。

現地での生活をスムーズに始めるためにも、日本人コミュニティが発達している国を選ぶことが大切です。その点において、オーストラリアはおすすめできます。

1−1.現地の治安

オーストラリアは欧米諸国において最も治安の良い国の1つと言われています。

治安が良いと言われるのは、オーストラリアがアメリカと違って銃に対する規制が厳しい国国だからです。銃による凶悪犯罪の発生率は日本とほとんど変わりません。

「英誌エコノミストがまとめた世界60都市の安全度ランキング」においてシドニーが5位、メルボルンが10位となっていることからも、治安の良さがわかります。

スリなどの軽犯罪の発生率は日本より高いものの、命を狙われるような凶悪犯罪が少ないことから世界的に見ても最も安全な国の1つと言えます。

1−2.現地の気候

オーストラリアは日本とは季節が逆になるものの、明確な四季があるという点で日本と共通しています。

日本の約21倍の国土を持つオーストラリアは気候も多種多様ですが、「温帯性気候」の地域は日本と同じ気候帯のため四季があるのです。

例をあげると、シドニーやメルボルン、パースは温帯性気候に属しています。

上記の3都市は日本と近い気候かつ、自然災害が少ないことから日本人の移住先としてはオーストラリアで最もおすすめです。

2.台湾

移住先として台湾を選択する人が増えています。

台湾が世界的に有名な親日国家であるためです。

多くの人が日本人に対して友好的に接してくれるため、コミュニケーションに苦労しません。

日本語の通用度が高いため、筆談であれば日本語だけでも会話ができるほどです。

日本の生活様式を多く取り入れていることから、新幹線やコンビニなど日本と変わらない文化の中で生活できます。

英語に自信がなくても海外移住できることができ、日本と変わらない生活ができる台湾はおすすめの移住先です。

2−1.現地の治安

台湾の治安は、アジアではトップクラスに治安が良い国です。

「英誌エコノミストがまとめた世界60都市の安全度ランキング」では台北が22位にランクインしています。

台湾で起こる犯罪は、命を狙われる重大犯罪よりも置き引きやスリといった軽犯罪が目立っています。

夜市など人が多いエリアでは、海外における基本的な防犯対策を講じておくべきです。

逆に言えば、人通りが多いエリア以外では生活における治安は日本と変わらず良好です。

台湾は移住先として問題ない、治安の良い国と言えます。

2−2.現地の気候

台湾は南北に長い国のため、北は亜熱帯地域、南は熱帯性気候に属しているのです。

北部の台北では夏の最低平均気温27℃、最高平均気温が34℃と1日中暑い日が続きます。

南部の大都市、高雄では台北に比べて更に平均3~4℃気温が高いです。

湿度は夏以外は日本と変わりませんが、夏は蒸し暑くピークの7月から8月にかけては湿度100%を記録します。

更に台湾では夏のシーズン中、台風が頻繁にくることで有名です。

居住する地区や建物を下見する際は、台風被害への備えがされているかに注意して物件選びをしてください。

3.タイ

東南アジア有数の大都会バンコクを擁するタイは、趣味やプライベートを充実させたい人におすすめの移住先と言えます。

タイは世界的に有名な観光地でもあるため、遊べるスポットを簡単に見つけられるからです。

プーケット、パタヤ、サムイなどの世界有数のリゾート地の近くに住めば、マリンスポーツをいつでも楽しめます。

アユタヤやチェンマイなど日本の京都にあたるような歴史的な都市も多いため、休日を利用した観光地巡りも可能です。

住む場所によって多様な姿を見せてくれるため、自分の趣味に合った土地を選択できることがタイを移住先に選ぶメリットと言えます。

3−1.現地の治安

治安の心配が尽きない東南アジアですが、タイは世界的に見て治安が良い国です

「英誌エコノミストがまとめた世界60都市の安全度ランキング」でバンコクは47位に位置しています。

順位を落としている理由は政治情勢の不安という面が大きく、凶悪犯罪の発生率は欧米諸国と比較しても低いレベルです。

犯罪被害として特に多いのはスリ、置き引きなど海外であれば必ず起こる軽犯罪が中心です。

観光地には、旅行者向けのスリ集団がいる場合がありますが、日常の生活の範囲内であれば基本的な防犯対策さえしておけば生活に支障はありません。

海外旅行に慣れている人であれば、タイは十分に安全な国です。

3−2.現地の気候

タイは熱帯に属する国のため、年間を通じて気温が高くなります。

縦に長い国のため、マレー半島を含む南部地域、北部の山岳地帯を比べると気候は同じではありません。

気候は1年の中で、雨季、乾季、暑季の3つに分けられます。

いずれの季節も高温多湿で蒸し暑く、常に日本の夏の気候と思って間違いありません。

年間の平均気温は約29℃にもなります。

文字通りの常夏であることから、寒さが苦手な方には人気の国です。

4.ハワイ

常夏の楽園と呼ばれるハワイは日本人の海外移住先としても人気があります。

理由としては2点あげられます。

それは日本人のコミュニティが発達していることとアメリカの先進医療を受けられることです。

ハワイは日本人の海外旅行先として人気があることから、アメリカの一部でありながら日本を感じるスポットが多いです。

日系の移民が多いことから日本人向けサービスやコミュニティが充実しています。

移住のための情報収集も容易でしょう。

また、アメリカの州のため、医療ではアメリカの最新鋭の治療を受けることもできます。

日本語が通じる医師や歯科医師も多いです。

生活面において高いレベルを維持できる点で、ハワイは移住にお勧めできます。

4−1.現地の治安

ハワイでは、治安が悪い一部のエリアに近づかないことが大切になります。

ロングステイの日本人はお金を持っているという認識のため、ターゲットにされる可能性があります。

また、チャイナタウンではホームレスの数が増加しています。

夕方から夜にかけては人通りは少なくなるため、夜道の一人歩きは避けたほうが無難です。

発砲事件が起きることもあります。

ハワイに移住する際は、治安の悪いエリアに近づかないことが大切です。

4−2.現地の気候

ハワイの季節は日本のような四季ではなく「雨季」と「乾季」の2つに分かれており、雨季はだいたい11月から4月まで、乾季は5月から10月までとなります。

雨季の平均気温は29.4度、乾季は25.6度で、夜間は日中よりも10℃以上は涼しいです。

乾季は湿度も低く過ごしやすく、日本と比べても湿度が低いため蒸し暑く感じません。

時折、スコールのような激しい雨が降ることもありますが、1日中降り続くことは稀です。

ハワイでは6月1日から11月30日までの半年間ハリケーンのシーズンが訪れ、年間で4~5回程度発生します。

ハリケーンによる風水害よりも、強風によって停電が発生することが多いです。

5.マレーシア

タイと並び、東南アジアで最も人気がある移住先と言われるのがマレーシアです。

移住者の受け入れ体制が整っていることが大きな理由です。

物価が安く、日本と同じ感覚で住んでも生活費を抑えることができます。

移住した日本人の生活拠点は、コンドミニアムが中心です。

コンドミニアムにはガードマンが常駐するなど、元々治安が良い国で更に安心感があります。

イスラム教徒の国ながら、様々な人種が暮らしていることから料理が多様で好みの味を見つけやすいことも特徴です。

マレー系、中華系をはじめとして移民が多いお国柄のため、移住しても異国の人間として扱われることはありません。

5ー1.現地の治安

マレーシアは、東南アジアでは最も治安が良い国の1つです。

「世界で最も治安の良い国ランキング」16位にランクインしています。

これまで紹介したタイが116位、台湾でも36位であることを見てもマレーシアの治安の良さが分かります。

これはマレーシア政府が観光客誘致のために、治安の維持に力を注いでいることが理由です。

マレーシアが多民族国家のため、移住しても異国の人間として扱われないこともポイントです。

外国人だからとターゲットにされないため、不安なく生活ができます。

注意点としてはイスラム教徒の国のため、テロの標的になった事件も過去に起きている点です。外務省のホームページで最新の治安情報は常に入手することをおすすめします。

総じて、マレーシアは東南アジアでもシンガポールに次ぐ治安の良さを時間できる国です。

5−2.現地の気候

マレーシアは他の東南アジアの国と同じく「雨季」と「乾季」に分かれますが、気温に大きな差はなく、1年を通じて安定しています。

日中の平均気温は27~33℃。朝夕は25℃前後と過ごしやすい陽気です。

一定の気温で1年中安定していることも住みやすいと評判です。

10月~2月の雨季は降水量が多いですが、まとまった雨が降るスコールのため日本の梅雨のように1日中降り続くことはありません。

2.国内移住で人気の自治体5選

国内で移住先を探す場合は、以下の3つのポイントを考慮することが重要です。

  • 移住者の受け入れ体制の有無
  • 仕事の見つけやすさ
  • 気候が厳しくない

それぞれ詳しく説明していきます。

1つ目については、受け入れ態勢が整った自治体へ移住をするべきです。

移住者に補助金が支給する体制が整えられた自治体を選べば、移住直後にお金に困る心配が無くなるからです。

2つ目の仕事の見つけやすさとは地域産業が確立されていて仕事が見つけやすいこと、を指します。

ある程度の人口や産業がある地域を選択しない場合、仕事を見つけられずに早々にお金が不足する事態が発生します。

3つ目の気候が厳しくない場所を選ぶ理由は、都会から離れた田舎だとインフラが整備されておらず、厳しい気候によって移住を断念してしまうからです。

移住を成功させるためにも、都会からアクセスしやすい温暖な地域を選びましょう。

こちらでは、国内移住において人気の自治体を5つ紹介します。

  1. 浜松市(静岡県)
  2. 松本市(長野県)
  3. 鯖江市(福井)
  4. 奄美市(鹿児島県)
  5. 深川市(北海道)

程よい田舎具合で住みやすい地方都市を紹介していきます。

1.浜松市(静岡県)

浜松市は、静岡県の西部に位置する政令指定都市です。

製造業と農業の両方が盛んな地域であり、雇用環境は安定しています。

工場では働く時間がきっちりとしているため、プライベートを重視したい方には魅力的です。

1年を通して暖かい海のためマリンスポーツが盛んで、浜松からアクセスしやすい御前崎周辺はサーファーにとっても人気のエリアです。

1−1.行政の受け入れ体制

「はじめよう はまライフ」と称して自治体全体で浜松への移住を促進しており、公式サイトでは、実際に浜松市へ移住された方の体験談を見ることができます。

起業、就農など豊富な体験談が掲載されているほか、浜松で楽しめるアクティビティの紹介もされているため、移住後の姿をイメージしやすいです。

1−2.仕事の見つけやすさ

浜松市では、工場などの製造業の仕事が見つかりやすいです。

静岡県西部は製造業が盛んなエリアで、ヤマハやスズキをはじめとした一流企業の関連会社が軒を連ねているためです。

浜松市内の企業、求人情報が掲載された無料求人サイト「JOBはま!」で製造業関連の求人が多数掲載されており、官民合同で就職支援する体制が整っています。

女性の就職率が高く、共働き率55.9%は政令指定都市で2位の数値です。

このことから、夫婦で移住しても仕事が見つかりやすいことが分かります。

1−3.気候

気象庁発表の全国気候表によれば、浜松の年間の日照時間は全国第2位です。

年間の平均気温が16℃程度と温暖な気候に加え、冬でも雪があまり降らないなど移住に最適な条件が揃っています。

2.松本市(長野県)

長野県は、宝島社「移住したい都道府県アンケート2016」で10年連続で1位に選ばれたこともある移住希望者に人気の土地です。

そんな長野県のほぼ中央に位置する松本市は、ダイナミックな景観に囲まれた県庁所在地です。

北アルプスや美ヶ原高原に囲まれた自然豊かなエリアであり、登山家の玄関口としても人気があります。

2−1.行政の受け入れ体制

松本市のホームページでは「移住・定住相談窓口」が設けられています。

移住セミナーの案内や移住者が営むお店やエピソード紹介など、移住のイメージが湧きやすいと好評です。

首都圏に「松本暮らし応援ブース」を設置しているほか、webサイトに積極的に情報提供を行うなど、自治体をあげて移住をサポートしています。

2−2.仕事の見つけやすさ

松本市では比較的仕事が見つけやすいと言えます。

なぜならwebで移住者向けの仕事を探すことができるからです。

具体的には、「Iターン信州」という情報サイトで、移住者向けの仕事を探すことができます。

Iターン信州で探せる仕事は多岐に渡りますが、サービス業やソフトウェア関連が多く見つかります。

古くから商業が栄えた地域であり、近年ではソフトウェア関連の企業が多いことが理由です。

その他にも上高地の玄関口として観光業が盛んです。

Iターン信州で、自分に合った仕事を探してみてください。

2−3.気候

松本市の気候は、11月の平均気温が7.4℃、最高気温で13.6℃と東京都心よりもかなり寒いことが特徴です。

真冬になると最高気温で4℃という日も珍しくありません。

寒さのあまり水道管が凍結することもあります。

松本市の気候に関する注意点については、松本市のホームページで詳細に紹介されています。

併せてご参照ください。

3.鯖江市(福井

鯖江市は、眼鏡の生産日本一を誇る産業都市です。

メガネフレームの国内シェア95%を超え、世界にその名が知られています。

2014年に女子高生による街づくりプロジェクト「鯖江市役所JK課」を発足するなど、ユニークで挑戦的な施策にチャレンジする風土があります。

3−1.行政の受け入れ体制

鯖江市では、体験移住事業として「ゆるい移住」を促進しています。

就職や起業を強制することなく、「まずは住んでみることで田舎のまちをゆるく体験」することが目的です。

最大半年間、家賃無料で住むことができるため、自分と鯖江市の相性をじっくり考える時間をもらえます。

3−2.仕事の見つけやすさ

鯖江市は、製造業の仕事が見つかりやすいエリアです。

メガネの聖地として有名ななほか、漆器や繊維などの地域産業に恵まれているため「ものづくりの街」として、工業全体が盛んなことが理由です。

上述の「ゆるい移住」を体験する際に地元の企業や団体と面接することができ、移住前に仕事を見つけることができます。

また、「育職住ツアー」モノ作りを体験することでができ、伝統工芸を仕事にするチャンスにも恵まれています。

移住前に不安点を解消できる取り組みが多く用意されていることは鯖江の大きな魅力です。

3−3.気候

福井県は、豪雪地帯の北陸地方にあって降雪量が少ない地域です。

鯖江市が属する「嶺北」や南部の「嶺南」では、暖かい対馬海流の影響を受け、冬でも比較的暖かいためです。

夏の気温は東京都とほぼ同じですが、冬の平均気温は東京より約3℃低い程度で1年を通じて首都圏と同様の気候の中で過ごせます。

降雪量が少ない福井県は移住に最適な地域の1つです。

4.奄美市(鹿児島県)

鹿児島県の奄美市は、沖縄にほど近い奄美大島のメイン都市です。

日本で2番目の規模を誇るマングローブの原生林、国の特別天然記念物アマミノクロウサギなど固有の生態が息づく金作原原生林を擁する南国らしい景観が魅力です。

島唄や八月踊りなど伝統を今に伝える伝統行事に恵まれており、本州とは違った歴史がある街として観光地としても人気があります。

田舎というイメージが強い奄美市ですが、名瀬地域に飲食店や商店が集中し、生活インフラも整っているため、生活を始めるために支障はありません。

4−1.行政の受け入れ体制

自治体をあげて移住・定住を促進しています。

ホームページ上で間取りなどの空き家の詳細情報を公開しています。

「定住促進住宅」として、市が空き家を借り上げて移住用の住宅として提供しており、空き家の有効活用が図られています。

インターンシップ制度もあるため、移住を決める前に奄美での生活を体感できることが大きな特徴です。

4−2.仕事の見つけやすさ

移住者向けのインターンシップ制度によって現地で働きながら就職を目指すことができます。

詳細は奄美市のwebサイト上で確認できます。

交通費などの必要経費を奄美市から受け取りながら現地で仕事を体験できることが最大のメリットです。

職種は土木関係が中心です。

季節労働として、サトウキビ刈りやもずく採りの仕事を紹介してもらえることもあります。

4−3.気候

奄美大島の気候は亜熱帯海洋性気候に属し、1年中温暖な気候です。

亜熱帯性気候の特徴として降水量が多く、年間で約2,800mmの雨に見舞われます。

1990年までの30年で、平均気温が10℃を下回ったことがないほど温暖です。

5.深川市(北海道)

深川市は、北海道の中央に位置する街です。

2019年の「住みたい田舎ランキング(宝島社)」で北海道3位につけています。

札幌から車で1時間、旭山動物園まで車で20分というアクセスの良さが魅力です。

移住を促進するため、日帰りツアーをはじめコンシェルジュによる移住セミナーが頻繁に開かれています。

5−1.行政の受け入れ体制

移住コンシェルジュを配置し、希望者の相談に応じています。

1DAYツアーと称して、1日だけの体験ツアーの他、最長で6ヶ月まで体験移住できることが特徴です。

通年で募集しているほか、ペットと住める物件もあるなど移住希望者に最大限配慮したプログラムが人気を集めています。

5−2.仕事の見つけやすさ

深川市では移住者への職業紹介制度が充実しています。

「移住希望者を対象とした無料職業紹介事業」を展開しており、自治体を通じて仕事を求める人と求人を出したい人を繋げる取り組みがなされています。

就職後に深川市民になる人、深川市民になって2年以内の人が対象です。

2年間の長期に渡って、市からの就職サポートを受けることができます。

求人には土木や介護のほか農業の求人が充実しており、個人の農家ではなく農業法人の企業が多いです。

会社員として農業をできることから、長期で安定して働くことができます。

5−3.気候

冬には北海道らしく、一面の銀世界に覆われます。

最深積雪は1メートル超えとなることがあり、除雪が最大の関門です。

深川市は公式ホームページ上で除雪時の注意点を紹介しているほか、高齢者や不慣れな人を対象とした相談窓口を設けていることから移住者からも高い評価を受けています。

はじめての冬でも安心して暮らすことができるでしょう。

3.海外移住に必要な情報を集めよう

ここまで、海外の移住先としておすすめの5つの国を紹介してきました。

これから先は、移住先で見つかる仕事情報や現地でのタブー、必要とされる英語力について紹介していきます。

現地で見つかる仕事内容が分かっていれば、「移住したのに仕事が見つからない」という心配は無用です。

海外に共通するタブー情報を知っていないと、近隣住民とのトラブルが発生して地域に住んでいられなくなる事態が発生する可能性があります。

また、最低限必要な英語力が分かれば、移住前の勉強を効率よく進めらるでしょう。

ぜひ、これから紹介する内容をスムーズな海外移住のために役立ててください。

1.海外移住先でやってはいけないタブーを知ろう

海外移住先でやってはいけないタブー行為は数多くありますが、まず抑えておきたいのは以下の3つです。

  1. 水道の水を出しっぱなしにする
  2. 野生の動物に触ること
  3. 日本で使われる指を使ったジェスチャー

タブーの詳細について、1つずつ見ていきましょう。

1−1.水道の水を出しっぱなしにする

海外では、水道の水を出しっぱなしにすることはタブーになります。

日本のように、安全で美味しい水が蛇口からいくらでも出てくる国は少ないからです。

特にオーストラリアのような水不足に悩みがちな国では、水の無駄遣いは嫌われます。

1日に使える水の量が各家庭で決められている場合があるため、同居人に迷惑をかけることになります。

水道の水はこまめに栓をして、むやみに使わないようにしてください。

1−2.野生の動物に触ること

海外では、野生動物には決して近づかないようにしてください。

噛まれると狂犬病などの重い病気に感染する可能性があります。

日本では動物にかまれたからといって病気を発症することは稀ですが、海外ではワクチン未接種の動物が多く自分から近づくことは大変危険です。

フィリピンやタイといった東南アジア諸国では特に注意が必要になります。

発症した場合ほぼ100%助からりません。

海外では野生動物に近づかないことが鉄則です。

1−3.日本で使われる指を使ったジェスチャー

指を使ったジェスチャーを使う時は細心の注意が必要です。

日本とは違う意味で通用しているジェスチャーも多く、トラブルの引き金になります。

中指を立てるポーズはタブーということは有名ですが、他にもまだまだあります。

日本にいる時と同じ感覚で使うとトラブルに発展かねません。

「おいで、おいで」のポーズは欧米では「あっちいけ」と反対の意味です。

親指と人差し指で丸を作っても「OK」という意味ではなく、性的侮辱と勘違いされることがあります。

手を裏返したピースもイギリスなどでは性的な侮辱表現です。

指を使ったジェスチャーは、むやみに使わないほうが賢明でしょう。

2.移住者におすすめの仕事とは

海外移住者におすすめの仕事は以下の3つです。

  1. ツアーガイド
  2. 日本食のレストラン
  3. 日本語教師

おすすめの仕事について、1つずつ見ていきましょう。

2−1.ツアーガイド

海外の移住者が探せる仕事として、ツアーガイドはおすすめできます。

日本から来るお客様の旅行ガイドを行う仕事です。

旅行者の日本人向けのツアーガイドであれば、英語力に関わらず働くことができます。

現地の言葉や英語力に自信があれば、日本人以外をガイドする仕事も可能です。

日本で旅行業界の勤務経験があれば採用されやすく、現地の言葉を少しでも話せる方であればスタッフとのコミュニケーションも円滑にできます。

語学力によって柔軟な働き方ができることに魅力を感じる方にはツアーガイドはおすすめです。

ツアーガイドとして働くための方法は2つあります。

日本の旅行会社に就職して現地に派遣される方法か、現地の旅行会社に直接雇用してもらう方法です。

正社員として採用されるケースは多くないため、最初は兼業で始めて経験を積んでいくこととも考えられます。

ワーキングホリデーを利用して働いたあと、就労ビザを取得して長く働くこともできます。

2−2.日本食のレストラン

日本食のレストランも、移住者の勤務先としておすすめできます。

オーナーが日本人であることが多いため、働く上で心強いことが理由です。

また、言葉が違っても仕事の内容は日本と近いため覚えることが少ないこともメリットになります。

日本の和食店でアルバイトの経験があれば、すぐに働き始めることも可能です。

料理経験がない状態からのスタートであっても、日本人客が多い店であれば、ホールやレジなどで現地の人よりも採用されやすいでしょう。

飲食店でのアルバイト経験がある方には、日本食レストランでの仕事をおすすめします。

2−3.日本語教師

日本語教師は、日本人移住者が探せる仕事として昔からおすすめされます。

日本語を学校の選択科目に採用する国であれば、就職のチャンスに恵まれているからです。

今回紹介した中では、台湾、タイ、マレーシアが日本語教師として需要があります。

タイ以外にも、日本に来て働くことを目標とする人が多い東南アジアに移住する場合は、日本語教師として働ける可能性が高くなります。

逆に、カナダやアメリカといった欧米諸国では日本語学習は趣味の範囲であることが多いです。日本語話せなくても自国で高い給与収入を得られるためです。

東南アジアへの移住を考えている方には、日本語教師を特におすすめできます。

3.英語が喋れなくても大丈夫?|海外移住に必要な語学力とは

海外移住に必要な英語力は国によってさまざまです。

台湾やハワイといった日本人が多い国では日本語だけでも生活できることもありますが、円滑なコミュニケーションのためには英語の習得は必須です。

海外に移住する際の英語力の目安は「IELTSスコアでOverall 6.5」とされています。

「IELTS」とは「International English Language Testing System」の略で、英語圏で重視されてる語学検定の一種です。

IELTSを受けたことがない人は、英検で代用も可能です。

「IELTSスコアでOverall 6.5」は英検では1級と準1級の間に相当します。

東南アジアなど英語以外が公用語の国なら、準1級を取得できれば英語力に問題はないと判断できます。

ただし英語圏の国では、移住者に対して「IELTS」で一定以上の点数を撮った証明をすることを求められます。

その場合は英検1級を取得したうえで「IELTSスコアでOverall 6.5」を取れれば、移住に問題はありません。

4.海外移住の失敗事例を知ろう

海外移住の失敗例として最も注意しなければいけないことは、「現地の料理が肌に合わないこと」です。

実際の失敗事例を見ていきましょう。

4−1.「現地の料理が肌に合わず、早々に帰国」

いわゆる「水が合わない」ことが海外移住の失敗として多いです。

この問題を知らずに移住してしまうと、食事の問題が解消されずに早々に帰国する危険があります。

日本のように、世界各国の料理を気軽に楽しめる国はありません。

その国独特の味付けがどうしても肌に合わず、日本恋しさに帰っている移住者が沢山います。

特に東南アジアの国々へ移住した人に多く見られます。

独特な香辛料で好き嫌いがはっきりした料理が多いことが原因の1つです。

米はタイ米であることが多く、日本と同じ感覚では食べられません。

飲料水も、水が軟水ではなく硬水のため日本人には美味しくない上、体質に合わずに体調を崩すことも珍しくないです。

「現地の食事が自分に合う」のか、慎重に判断するようにしてください。

4.国内移住に必要な情報を集めよう

国内の移住先としておすすめの5つの自治体を紹介してきました。

これから先は、移住先で見つかる仕事情報や移住の失敗事例、移住情報の集め方について解説していきます。

いずれの情報も、知っていれば移住してから生活がスムーズになるものです。

移住後の仕事に目星をつけていれば、体験移住やインターンシップを利用して現地で研修を受けることによってスキルアップした状態から生活を始められます。

国内の移住希望者向けの情報はwebで簡単に見つかりますが、良いサイトを知っておかないと余計な時間をかけることになってしまいます。

スムーズな移住のために、これから紹介する情報を活用してください。

1.移住者におすすめの仕事内容とは

海外移住者におすすめの仕事は以下の3つです。

  1. 農業
  2. 民泊
  3. 介護・福祉関係

1つずつ、見ていきましょう。

1−1.農業

農業は地方への移住者におすすめできる仕事です。

これまで紹介してきた自治体は、新規就農者への支援策を積極的に打ち出していることから、お金をかけずに農業を始めることができます。

後継者不足に悩む農家は耕作放棄地としてしまうことも多く、農地も格安で手に入れることも可能です。

農家として安定して収益を得るためには時間がかかるため、すでに農業のノウハウをしっている人や農業以外に収入源がある人であれば農家として働きやすくなります。

移住の際は、まず地元の農業について調べてみることをおすすめまします。

1−2.民泊

民泊も、地方への移住者におすすめの仕事です。

自宅の一部を宿泊施設として提供することで、本格的な宿泊施設よりも初期費用を格段に抑えることができるからです。

開業には観光インフラが整っていて観光客に恵まれていることが条件ですが、紹介した自治体は全て観光地としても有名なので民泊を始めるチャンスがあります。

開業後の集客のために根気よく活動できる方に、民泊はおすすめです。

1−3.介護・福祉関係

移住先のおすすめの仕事の3つ目は、介護・福祉関係の仕事になります。

地方にいくほど高齢者が多く、若い世代は都会に出てしまうことから少子高齢化の影響が大きいため仕事がすぐに見つかるためです。

未経験者歓迎の職場がほとんどのため、移住後すぐに働き始めることができます。

夜間の交代勤務に抵抗のない方、すぐにでも仕事を見つけたい方には介護・福祉の仕事はおすすめです。

2.国内移住の失敗事例を知ろう

国内移住の失敗例として最も注意しなければいけないことは、「仕事で生計を立てられないこと」です。

実際の失敗事例を見ていきましょう。

2−1.「仕事で生計を立てられない」

国内移住した人の中には、仕事で生計を立てられないという失敗を経験する人がいます。

最も大きな原因は、事前のリサーチ不足です。

脱サラで田舎に移住して、いきなりの起業や就農で黒字にすることがいかに大変か徹底的に調べておかないと誰でも失敗する可能性があります。

失敗を防ぐためには、移住前にあらかじめ移住した先の仕事のノウハウを身につけておくことです。また、本業以外に副収入にできる仕事を見つけておくなど「黒字化できなかった時のリスクを減らす」ような保険をかけておくことも必要になるでしょう。

本業の勉強の合間に、場所を選ばずに働けるIT関係やライターなどの仕事のスキルを磨いておくと、移住して仕事が見つからない心配が無くなります。

5.移住するなら専門機関に相談しよう

移住をしたいと思ったら、まずはweb上で情報を集めることからはじめましょう。

自治体ごとの特色や、移住者の体験談を読んでいくうちに自然と希望する移住先が絞られていきます。

その後、公的な機関に出向いて具体的な相談へと進みます。

こちらでは、海外の相談窓口として1つ、国内の相談窓口として2つを紹介します。

  1. 海外の相談窓口「トラベロコ」
  2. 国内の相談窓口「ふるさと回帰支援センター」
  3. 国内の相談窓口「移住交流情報ガーデン」

1つずつ、解説していきます。

1.海外移住の相談窓口

海外移住の情報を調べようと思うと、国内移住に比べて情報が見つけづらいことがあります。

世界各地に在住する日本人の方に、移住の相談やサポートを依頼できるサイトを活用してみることをおすすめします。

1−1.トラベロコ

トラベロコは、海外移住の相談や移住のサポートを現地の在住者に直接依頼できるサービスです。

現地の人の在住経験を活かした移住相談や、移住手続きのサポートを受けることができます。

移住にあたっての事前準備を行う、国ごとのルールを把握する、ビザの申請など海外移住のハードルは思いのほか高いです。

何から手をつけていいのか分からない人は、トラベロコを通じて経験者に直接聞くことをおすすめします。

2.国内移住の相談窓口

東京都内に相談窓口を構える施設を2つ紹介します。

それぞれ都心のど真ん中でアクセスが良く、どちらも利用しながら最適な移住先を探すことをおすすめします。

2−1.ふるさと回帰支援センター

ふるさと回帰支援センターは、移住希望者へのアドバイス・サポートを行う認定NPO法人です。

取り扱う自治体は45道府県に及びます。

移住に関する基本情報から空き家情報、一次産業を希望する方への情報提供など

地方移住のために必要な情報をここだけで仕入れることが可能です。

多忙な中で効率よく情報を仕入れたい方にはふるさと回帰支援センターの利用をおすすめします。

2−2.移住交流情報ガーデン

移住交流情報ガーデンは、専用の情報サイト「全国移住ナビ」をもつ情報センターです。

JR東京駅八重洲中央口より徒歩5分の好立地に位置しています。

情報サイト「全国移住ナビ」では希望する移住先の詳細情報を探せるほか、全国の自治体の移住促進PR動画を見られることが大きな特徴です。

支援窓口では専用のパソコンを3台設置しており、全国移住ナビの閲覧や移住相談ができるので積極的に活用してください。

ガーデン内では移住を誘致する自治体開催のイベントが頻繁に開催されます。

移住先の自治体の担当者と直接話して情報を仕入れたい方には、移住情報ガーデンの利用がおすすめです。

あなたに向いてる「移住地域」はどこ?

自分に向いている「移住地域」がどこなのか気になりませんか?

地方移住サービス「Konforta」AI移住シミュレーションを利用すると、全国1741個の地域から、あなたに合った「移住地域」がわかります。

6つの画像から、気になる画像を2つ選ぶだけで、「○○県○○町」という形であなたにオススメの移住地域を教えてくれます。

また、会員登録をすることで詳しい地域の情報も見ることが可能です!

登録は3分ほどで完了しますので、ぜひ気軽に試してみてください。

ちなみに、Komfortaでは「地方での職探し」や「空き家の提供」までサポートしてくれます。

初めての移住で、困りがちなことは全て解決可能です!

また、相談にお金は一切かかりません。

「いきなりの移住は怖くてなかなかできない…」

という人でも、地方での暮らしが身近に感じるきっかけになるはずです。

地方への移住を考えている人はもちろん、地方への移住にあこがれが少しでもある人も、ぜひAI移住シミュレーションと合わせて活用してみてください。

\3分ほどで会員登録できます/

6.まとめ

田舎への移住は誰しも憧れますが、実現は簡単なものではありません。

日本国内の移住でさえ、都会と田舎の習慣の違いに戸惑うことになります。

海外に移住する場合は、言葉の壁や治安への不安に加えて手続きも煩雑になりやすいです。

スムーズにな移住を実現する為に、早い段階で専門機関、経験者へ相談をしましょう。