人が多すぎない福岡での生活を期待したにも関わらず、イメージとのギャップが大きかったら非常に残念なことですよね?
この記事では福岡へ移住した人・住んでいる人のリアルな失敗談を取り上げながら、移住を限りなく成功に近づけるポイントを紹介していきます。
福岡に移住して良かった!と思えるように、まずは失敗ケースから学んでいきましょう。
1.【実録】福岡移住で後悔…失敗体験談を紹介
まずは福岡に移住した方々のリアルな生活面・仕事面・環境面・人間関係面・子育て面といった5つの側面の失敗談を紹介していきます。
今もっている福岡へのイメージと実際の生活にギャップがあることを理解することが、移住を成功させるための第一歩です。
1-1.福岡移住の失敗体験談【生活面】
まずは福岡に移住したのちに感じた、生活面における失敗談を紹介していきます。
電車が止まりやすい
電車が止まりやすく、思いのほかストレスが大きいという口コミです。
20代女性・1991年~2019年5月まで
すべての電車が止まりやすいというわけではありませんが、風の強さを理由に電車が止まってしまうことも少なくありません。
特に福岡は九州に位置していることもあり、台風の影響を強くうけるエリアです。
玄界灘沿線を走る電車は乗客にもしものことがあってはいけないため、大事をとる判断をするのもうなずけます。
お酒を飲む人が多い
お酒を飲む人が多いことに驚いたという口コミです。
50代女性・2000年から2009年
食品産業新聞社の平成29年の調査では、全国で9番目に飲酒量の多い県であることがわかっています。
地方都市で比較してみると、4位の愛知県が431,877キロリットル、8位の兵庫県が343,507キロリットルのお酒を消費しています。
東京や大阪などの主要都市を除く地方都市でも圧倒的に多いわけではありませんが、お酒をあまり飲まない方が衝撃を受けてしまうこともあるようです。
観光名所が少ない
福岡県に移住した直後に、観光名所の少なさに気づいたという口コミです。
20代女性・24年間
きれいな海の眺望を楽しめる糸島、歴史を感じられる太宰府天満宮などが福岡の有名な観光スポットです。
ただし、福岡県の観光スポットは、糸島市と太宰府市の2つのエリアに集中しており、福岡市内にはありません。
観光名所が多い京都では京都市に清水寺や産寧坂、八坂神社、京都タワーや京都水族館などのざまざまな観光スポットが集約されており、短い移動距離で数々の歴史的な建物をチェックすることができます。
観光を楽しめないわけではありませんが、福岡市内に「観光の要素も期待する」という方には少し期待はずれと感じられそうです。
1-2.福岡移住の失敗体験談【仕事面】
ここからは福岡に移住した際の仕事面での失敗談を紹介していきます。
大都市と比べると仕事が少ない
大都市に比べると仕事が少ないという口コミです。
福岡はあともう少し大企業を誘致できて雇用環境が整備できれば移住する人がかなり増えると思います。現時点でのボトルネックはやはり東京・大阪と比較して選べる仕事が少ない点です。ここさえ解消できれば名実ともに日本最強の県になれると思います。
— ひかりん@婚活バフェット (@hikarin22) June 6, 2020
九州地方でもっとも栄えている福岡県ですが、東京や大阪に比べると求人の数が多くありません。
厚生労働省の調査では、新規求人数が平成28年度から令和元年度までに2万件ほど減っていることがわかります。
移住後に新しい仕事を見つける方は、多少の苦労があることも理解しておきましょう。
車の運転が荒い
車の運転には注意が必要という口コミです。
40歳女性・25年
転入者数が少なく、福岡ならではのマナーが残っていることが要因と考えられます。
総務省統計局の「住民基本台帳人口移動報告 2020年(令和2年)4月結果」によると、福岡への転出者数は23977人であり、東京の5分の1ほどの水準です。
福岡に長く住む人たちが作り上げた福岡マナーに慣れるためにも、移住後すぐに車での通勤を始めるという方は、周りをしっかりと確認しなければなりません。
1-3.福岡移住の失敗体験談【環境面】
ここからは福岡に移住した後に後悔した環境面の後悔を紹介していきます。
寒暖差が大きい
福岡の寒暖差に驚いたという口コミです。
40代女性・12〜14歳の間
さっむ…。
寒さを感じるたび、福岡がこんなに寒いなんて思わんかったーと思う。大阪から移住して10年超えたのに。— がちゃん|古代press (@gatyan) December 3, 2019
夏には台風の影響を受け、35℃を超える真夏日になることも珍しくありません。
一方、冬は氷点下になることはほとんどありませんが、玄界灘の風やビル風によって体感気温が下がります。
気象庁のデータによると福岡の平均気温は17〜18℃であり、温暖な気候という印象を抱きがちですが、寒暖の差が思ったよりもあるというイメージをもっていたほうが良いでしょう。
台風による影響を受けやすい
自然災害面にも注意しなければならないという口コミです。
60代女性・40年
福岡県は台風による被害を受けやすい九州に位置しています。
そのため、集中豪雨によって河川が増水する危険性があります。
また、山からの鉄砲水となって流れ込んでくることもあり注意が必要です。
移住先の住居で特に川沿いに位置する場合は、災害対策がどれだけ施されているかを見るようにしましょう。
1-4.福岡移住の失敗体験談【人間関係面】
ここからは福岡に移住した後に後悔した人間関係面の後悔を紹介していきます。
楽天的な人が多い
福岡ならではの人間関係に驚かされたという口コミです。
追記、島の子供たちがホームシックになるのもあるけど、逆もある、
私は福岡から移住したけど、カルチャーショック、人間関係の難しさは都会にない独特なものがあります。
耐えられなくなる人もいることは事実です。— 水島聖夜🌴 (@akiko587681583) September 10, 2019
プレジデント社による「47都道府県別・県民性大図鑑」によると、福岡にはこのような県民性があるとされています。
目立ちたがり屋の楽天家。こむずかしい話は聞かぬふり
引用:プレジデント社・47都道府県・県民性大図鑑
昔から日本の玄関口とした栄え、違った文化をもつ人たちとのコミュニケーションのために楽観的な人が多くなったと考えられます。
転入者に対して冷たく対応することはありませんが、お酒の場などで楽観的すぎる点がストレスと感じられることもあるでしょう。
1-5.福岡移住の失敗体験談【子育て面】
福岡県移住した際に、子育て面に感じた後悔の口コミです。
治安が良くない地域がある
20代男性・2年半 福岡は九州でもっとも大きい都市であり、博多などの繁華街があるため治安が良い場所とは言えません。 警視庁の「平成30年 警察白書 統計調査」によると、福岡の犯罪件数は42,126件であることがわかっています。 似た規模の地方都市である京都の犯罪件数が18,603件であり、比較してみると3倍近く犯罪件数が多くなっています。 在日外国人の多さや、ヤンキーが多いと言われていることが原因の1つと考えられますが、治安の面に不安がある県と言えます。 特に福岡に移住して子育てをするという方は、福岡市西区や南区などの犯罪件数が少ないエリアで住まい探しを進めるとよいでしょう。 ここまで、実際の居住者の口コミから移住失敗談についてお伝えしました。 ここからは数々の失敗談に共通する福岡移住の注意点を紹介していきます。 福岡へ移住する際には、 という3つの点に特に注意しましょう。 では、それぞれの注意点をくわしく見ていきましょう。 福岡に移住する際の1つめの注意点が、夏の暑さと冬の寒さが厳しいことです。 年によって多少の違いはありますが、福岡の夏は間違いなく台風の影響をうけると言えます。 風や雨だけでなく、台風一過によって35℃を超える真夏日になるという点には注意が必要です。 また、冬も玄界灘からの風やビル風によって体感温度が低くなり、寒さが厳しく感じられます。 年間の平均気温が高く比較的温暖な地域ではありますが、肌で感じる温度に違いがあることを理解しておきましょう。 福岡に移住する際には風の影響を受けにくい、海から離れた場所で住まい探しをはじめることをおすすめします。 福岡に移住する際の2つめの注意点が、東京や大阪などの大都市よりも会社の規模が小さくなりがちということです。 「厚生労働省による調査」によると福岡の平均収入は、308.200円であることがわかっています。 東京の408,600円という金額より、10万円ほど低くなる点には注意が必要です。 年々新規求人数も減少に向かっているため、移住前から副業を開始しておくなどの対策を設けておくとよいでしょう。 福岡に移住する際の3つめの注意点が、明るい人柄への対策が必要であることです。 付き合いにおいては良し悪しがありますが、福岡への転入者数は東京の10分のほどであり、昔ながらの明るく楽観的な文化が残りやすい傾向にあります。 またお酒の席が多いといった文化もあるため、移住直後にはお酒の場などでその陽気さに驚かされてしまうことも考えられます。 もっとも有効な対策は断るところは断り、自分の都合をしっかりと伝えることです。 断ることに引け目を感じてしまう方もいると思いますが、断れることにも慣れているため問題ありません。 口実がほしいという方は車をもち、お酒を飲めないことをうまくアピールするもの1つの手段です。 ここからは福岡への移住を成功に導くポイントを紹介していきます。 福岡への移住は、 ことが成功のポイントです。 福岡県への移住を成功に近づける、1つめのポイントが移動には車を利用することです。 福岡には地下鉄、バス、JR、私鉄などの公共交通機関があり、基本的には車がなくても生活することができます。 ただし、地方都市の良さを満喫するためには、車での移動をおすすめします。 車があれば、海の中道海浜公園や糸島の桜井二見ヶ浦の夫婦岩などのスポットまで足を伸ばす、といった休日の過ごし方も可能です。 また、台風の影響によって生じる公共交通機関への影響も、車があれば気にせずに生活できます。 福岡への移住を成功させる2つめのポイントが、ベンチャー企業誘致事業を上手に活用することです。 数ある地方都市のなかでも、福岡県はベンチャー企業の誘致に力を入れており、新しい雇用を生み出すことに注力しています。 2012年に「スタートアップ都市・福岡」宣言を発表し、福岡からいくつも有名なスタートアップ企業が誕生し、首都圏からも多くのU・Iターン希望者を受けているという実績があります。 「厚生労働省による調査」によると東京よりも10万円ほど収入が減る福岡ですが、新しい働き方をし易い都市とも言えます。 労働時間を減らし、クラウドソーシングやリモートワークを行えば、東京都変わらない水準の生活を送ることも可能です。 都心から少しだけ距離をおくことも、福岡への移住を成功に近づけるポイントです。 「全国賃貸管理ビジネス協会」によると福岡の家賃相場は51,963円であり、東京よりも20,000円ほど安く生活することができます。 特に中央区からは少し距離を置いたエリアはおすすめです。 ホームズによると、もっとも栄えている中央区の家賃相場が55,500円であり、地下鉄で4駅ほどの位置にある東区の家賃相場が40,300円、南区が45,900円とされています。 少しだけ利便性を下げ、車のある生活を送ることで、家賃を10,000円〜15,000円ほど下げつつ福岡の田舎らしい時間の流れを楽しめるようになるのです。 福岡に移住するのであれば、福岡市南区エリアがおすすめです。 南区は福岡市の中でも比較的落ち着いた雰囲気のエリアであり、バスで30分ほどで博多駅に向かうことができます。 海から離れているエリアであり、玄界灘からの風にも対応できるため、福岡に移住する際の注意点である寒暖の差にも対応できます。 また、家賃相場も中央区より10,000円ほど安く、生活費を抑えつつ、車の維持費を無理なく捻出できることも大きなポイントです。 スーパーや教育機関も充実しているおり、落ち着い雰囲気のなかで子育てをしたいという方にもおすすめです。 福岡へ移住する際にはこれから紹介する2つの支援事業を上手に活用しましょう。 県外に住ながら、福岡県へ移住することを考えている方に移住に関する情報を提供してくれるサービスが、ふくおか住みたか会員です。 メールでの情報提供のほかに協力事業者「ふくおかよかとこ移住応援企業」による割引・特典サービスを提供する制度です。 福岡県では次の条件を満たす方々に移住支援金を用意する、福岡県移住支援事業を展開しています。 その他にも提出期限などの条件がありますが、移住してすぐに着手すれば2人以上の家族世帯100万円、単身者の場合60万円の移住支援金を獲得できます。 福岡への移住に失敗しないためには、移住後に感じるデメリットを知ることが大切です。 風で電車が止まってしまう、お酒を飲む人が多い、新規求人数が減っているといった点で移住後に後悔したという方が多くいます。 ただし、 といったポイントを理解していれば、福岡県への移住を限りなく成功に近づけることができます。 福岡県には大都市と変わらない利便性がありつつ、地方都市の人間性やゆっくりした時間などの魅力があるため、地域の特性を楽しめる方には非常におすすめです。2.失敗から学ぶ!福岡移住の注意点
注意点1.夏の暑さと冬の寒さが厳しい
注意点2.大都市よりも会社の規模が小さくなりがち
注意点3.明るい人柄への対策が必要
3.福岡移住を成功へ導くポイントとは?
ポイント1.移動には車を利用する
ポイント2.福岡へのベンチャー企業誘致をうまく使う
ポイント3.都心から少しだけ距離をおく
4.福岡へ移住するなら福岡市南区エリアがおすすめ!
福岡に移住する際には移住支援事業を利用しよう
ふくおか住みたか会員
福岡県移住支援事業
まとめ
移住希望者