実際はどうなの?古民家暮らしをしないとわからない「知られざる6つの実情」を徹底解説

「古民家の暮らしってどんな感じ?」と疑問に思っていますね。

古民家には、『古いからこそ』の多くの良さがあります。

今回は、そんな古民家の実際の暮らしやメリット・デメリットについて解説していきます。

この記事を読めば、古民家についてイメージができるようになります。

ぜひ参考にしてくださいね。

古民家暮らしが語る6つの実情

実際の古民家暮らしがどのようなものかイメージわきませんよね。

ここでは実際に古民家暮らしをしている方々の実情3つご紹介します。

農作を始める  

田舎にある古民家暮らしは普通の住宅ではできない様々な工夫ができます。

この方々は古民家暮らしを始めて、畑を作っていますね。

田舎にある古民家だと、大きな庭がついていることが多いです。

のんびり家庭菜園をしながら、夫婦で田舎生活も憧れますね。

仕事を退職してから、心機一転で新しい生活を始めている人も多いです。

改変してお店を開く

近年、古民家をリフォームして、カフェやゲストハウスにする人が増えています。

古民家の広さと味を活かして収入にすることもできるます

広い古民家を借りて、自分ならではアイデアを持ち寄ってお店を開くのも憧れますね。

自分の理想とするお店を開いて老後を豊かにしてください。

雄大な自然環境

古民家の多くは自然が豊かな土地にあります。

都会とは違い、自然に囲まれた場所で家族とゆっくり過ごすと心が安らぎますよね

老後は田舎の古民家でゆったり過ごすのも良いのではないでしょうか。

自然の影響を受けやすい

古民家は温度対策をしなければ季節の寒暖を受けやすいです

古民家ということもあって、最新の断熱機能はないでしょう。

 

ただ、そんな古民家だからこそ季節をうまく活用した生活ができます。

古民家に住んでいる方には、そういった自然と向き合いながら生活している人が多いです。

害虫問題

木造物件にとって、一番の天敵なのが「シロアリ」です。

シロアリは住居の土台となる柱などを食べて家の強度を低下させます。

そのため、早めにシロアリの巣を見つけて駆除することが大切です。

災害問題

古民家の中には築100年以上の物件もあるので、耐震強度が不安な面もありますよね。

購入の際に建物の耐震に関しては必ず相談しておきましょう。

しかし、古民家の中には東日本の震災でも全く無事だったという物件もあります。

古民家だからといって、全ての物件が地震に弱いわけではありません。

古民家暮らしの3つのメリット

古民家の暮らしには以下の3つのメリットがあります。

  • 補助金が出る
  • 家賃が安い
  • 食材費が安い

わかりやすく解説していきます。

補助金が出る

古民家再生をすると、自治体から補助金や助成金を受けることができます。

以下の表を参考にしてください。

古民家再生 値段
バリアフリー 最大18万円
省エネリフォーム 5〜20万円
古民家解体 数万円〜100万円

補助金額は各地方自治体によって違うため、必ず対象の自治体に問い合わせてください。

 

また、古民家再生で補助金を受けるには、地方自治体への申請が必要です。

古民家再生をする際は、忘れないように申請しましょう。

家賃が安い

古民家の家賃は通常の住宅に比べて非常に安いです。

中には5DKで家賃が8万円といった物件もあります。

古民家を安く買って、リフォームで自分好みにするのもいいかもしれませんね。

食材費が安い

古民家は主に田舎にあるため、食材費が安くすみます。

また、近所間の交流が強いと田んぼで取れた食材のおすそ分けもあります。

生活費が抑えられるのは古民家の大きなメリットの1つです。

古民家暮らしの3つのデメリット

古民家の暮らしには以下の3つのデメリットがあります。

  • 水道光熱費がかかる
  • 交通費がかかる
  • リフォーム代、維持費用が高い

わかりやすく解説していきます。

水道光熱費がかかる

古民家は広いため光熱費が通常の家よりも多くかかる傾向があります。

また、家自体に断熱効果がない家が多いので、夏と冬は冷暖房がかかせません。

古民家暮らしを検討している方は毎月の費用を多めに見積もって計算すると良いでしょう。

交通費がかかる

古民家は田舎にある家が多いため、車や電車の移動で交通費がかかります。

また、車での移動がメインになるため、できるだけ燃費の良い車があると便利です。

リフォーム代が高い

古民家のリフォームは修理する箇所が多いため、通常のリフォームと比べて高額になります。

リフォームの費用の相場は1500万円程度です。

リフォームをする場合は、しっかりと見積もりを出した上で検討しましょう。

古民家の探し方

実際に古民家を見つける方法を解説します。

古民家を見つける方法は以下の3つです。

  • 空き家バンク
  • 不動産
  • マッチングサイト

以下で解説するので自分に合った方法を見つけてくださいね。

空き家バンク

空き家バンクは、行政が売主との仲介をして空き家や古民家を紹介してくれる行政サービスです。

空き家バンクを使うと、不動産業者を仲介しないので手数料が不要になります。

また、古民家の価格は売主の言い値であることが多いです。

そのため、不動産では見つからない掘り出し物もあるかもしれません。

ただし、あまりにも安い場合は以下のいわく付きの物件である可能性があるので注意してください。

  • 法律上立て直しのできない土地
  • 敷地境界線で隣家ともめている
  • 見えない箇所がシロアリに食べられている

不動産

不動産を使うメリットは、しっかり仲介してくれるため、手続きや交渉が安心であることです。

しかし、中には割高で古民家を勧めてくる不動産もあります。

複数の不動産で見積もりを出して、比較する中で古民家を選択してください。

マッチングサイト

マッチングサイトに登録して、個人から直接買い取るのも古民家を探す1つの手段です。

マッチングサイトでは、売り手自身が物件を紹介することができます。

そのため、住んでいる人ならではのおすすめポイントを知ることができます。

もしかしたら気に入る掘り出し物があるかもしれませんね。

古民家暮らしにかかる初期費用まとめ

古民家を購入する際に、やはり気になるのが費用ですよね。

古民家の費用はマンションや一軒家に比べて比較的安いです。

しかし、リフォームやリノベーションをする際に追加で費用がかかります。

以下で順に解説していきます。

購入時の費用

古民家の購入時の費用は場所によります。

しかし、田舎の場合だとだいたい300万円ほどです。

中には140平米で100万円で売っている物件もあります。

建物自体を安く買って、リフォームでお金を使うのもいいかもしれませんね。

リフォーム時の費用

リフォームとは老朽化した建物を建築当初の性能に戻すことです。

古民家をリフォームする場合の相場は1500万円程度です。

詳細は以下の通りです。

  • 耐震リフォーム・・・150~200万円
  • 断熱リフォーム・・・300万円程度

また、古民家の間取りは襖などで細かく区切られているため現在の暮らしに合いません。

そのため、住み心地をよくするために大幅な間取りの変更が必要です。

このように古民家をリフォームするには工事箇所が多く、高額になります。

2000~3000万円かかることも珍しくありません。

建て替え時の費用

建て替えとは、既存の住宅を解体してゼロから自由に設計していくことです。

古民家を建て替える場合の相場は、全部で3500万円程度です。

詳細は以下の通りです。

  • 解体費用・・・1坪あたり3〜4万円です。20坪なら60~80万円ほどかかります。
  • 引っ越し費用・・・20万円程度です。
  • 仮住まい(必要な場合のみ)・・・8ヶ月かかる場合、80〜120万円程度必要です。
  • 住宅注文・・・全国平均は3353万円です。

首都圏で住宅を建てる場合は、全国平均よりも8%ほど高くなっています。

一方で、地方で建て替えをする場合は全国平均よりも6%程度安価です。

もし地方にある古民家の場合は、比較的安価で建て替えることができるでます。

<追記>古民家の運用方法

古民家を運用することで収入になります。

主な運用方法を解説するのでぜひ参考にしてくださいね。

カフェ

週末起業をすることで古民家をカフェにすることもできます。

古民家の古さをうまく活かし、古民家を収入源にしましょう。

2階を家族の部屋にして、1階をカフェにするのもいいですね。

シェアオフィス

古民家を改良してシェアオフィスにする家も増えています。

古民家の広さを利用して時間単位で貸し出すことで収入源にしましょう。

場所を貸し出すだけで済むので、簡単に始めることができます。

民泊

古民家を民泊にして収入源にします。

近年ではAirbnb(エアビーアンドビー)という民泊仲介サイトの普及に連れ、民泊の利用客が増えています。

客を招いて一緒に暮らすのか、自分たちは別の家で暮らして家だけを貸すのか、自分たちに合った民泊にしてください。

まとめ

古民家の暮らしはイメージできましたか。

古民家で暮らすことには多くのメリットがありますが、同時にデメリットもあります。

以上の内容を含めてじっくり検討してくださいね。