関西圏の中心都市であり、大阪弁やノリツッコミの文化など独特なカルチャーを形成する大阪府。
お笑いがきっかけで大阪移住に興味を持っても、
といった疑問、なかなかググっても解決しないですよね。 ただ、もう大丈夫です。
大阪移住に関して知りたい情報を、いえらぼ編集部が1記事に凝縮してまとめました。
この記事を読めば、色々なデータをもとにした大阪府の情報や、移住者の体験談が分かります。
おすすめの移住地域や利用したい移住支援制度まで紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読んで、移住成功のヒントをつかみ取りましょう。
1.移住前にまずは確認!大阪府についての情報まとめ
大阪移住を考えたとしても、何から調べたら良いかなんて分からないものですよね。
いえらぼでは、国や様々な機関が出している都道府県のデータをはじめとした移住の参考になりそうなデータを40項目以上調査しました。
そんな中から、基本情報・特徴的な情報をピックアップして紹介します。
移住先を知るきっかけとして、ぜひ参考にしてください。
1-1.大阪府の基本情報
まずは、大阪府の基本的な情報について紹介します。
▼大阪府の基本情報まとめ
項目 | 数値 | 全国順位 |
---|---|---|
人口 | 8,813,000人 | 3位 |
移住者数 | 転入者:37,318人 転出者:31,697人 |
3位 |
平均収入 | 334,300円 | 3位 |
家賃相場 | 56,788円 | 5位 |
参考:「都道府県別人口と人口増減率 」(総務省統計局)
「住民基本台帳人口移動報告 2020年(令和2年)4月結果」(総務省統計局)
「都道府県別現金給与総額と格差」(厚生労働省)
「全国家賃動向」(全国賃貸管理ビジネス協会)
これらのデータの中でも注目したいのは、平均収入の高さです。
これは、大阪に会社の数が多いからだと考えられます。
上場企業サーチの都道府県別の株式会社数と上場企業数によると、大阪府は株式会社数・上場会社数ともに東京に次いで第2位です。
会社の数が多いことが、平均収入の高さに繋がっていると考えられます。
地方に移住する際は収入が下がってしまうことが多いですが、大阪の場合は移住する際に今の収入を落とさなくても移住ができるでしょう。
ただし、平均収入が高い一方で、失業率が高いのも大阪の特徴でもあります。
大阪に移住して就職しようとする人は、企業に自分の強みを上手くアピールできるようにしておいて下さい。
1-2.他都道府県と比較した大阪府の特徴
次に、大阪府の特徴的な情報をお伝えします。
他都道府県と比較した時に、上位・下位に位置していたものをまとめました。
大阪府の特徴を捉えるのに便利な情報がそろっているので、手軽に特徴を把握したい人はご覧ください。
▼他都道府県と比較した大阪府の特徴まとめ
項目 | 数値 | 全国順位 |
---|---|---|
保育所の数(人口10万人あたり) | 320ヵ所 | 47位 |
治安(犯罪数) | 107,023件 | 2位 |
参考:「社会・人口統計体系 都道府県データ 社会生活統計指標 」(総務省)
「平成30年警察白書 統計資料(警察庁)」(厚生労働省)
これらの特徴的なデータを見てみると、大阪府の特徴としては、
- 保育所の数が少ない
- 治安が悪い
などが挙げられます。
今回、それぞれの特徴の背景をいくつかの根拠(データ)から考察してみました。
詳しく見ていきましょう。
特徴1.保育所の数が少ない
特徴の1つ目は、保育所の数が少ないことです。
これは、共働き世帯が少ないからだと考えられます。
総務省の就業構造基本調査によると、大阪の共働き世帯率は44%と全国46位の低い水準です。
妻が専業主婦で保育園を利用する必要とする人が少ないことが、保育所の少なさにつながっていると考えられます。
厚生労働省のH31.4.1時点保育所等整備量・待機児童数の資料によると、大阪府の待機児童数は589人、待機児童率は0.32と全国平均の0.60を大きく下回っていますが、ゼロではありません。
移住して保育園を利用するという方は、保育所等利用待機児童数等の状況 などを確認して、移住する地域の待機児童の状況についてチェックしておきましょう。
特徴2.治安が悪い
大阪府の特徴の2つ目は、市中の治安の悪さです。
大阪は長年、犯罪発生件数の多さがワースト1位を記録しています。
警察庁が2018年に発表した「都道府県別刑法犯の認知件数、検挙件数、検挙人員」によると、東京に続いてワースト2位となりましたが、他の都道府県に比べるとかなり治安が悪いと言わざるを得ません。
特に、大阪市内では生活保護受給者No. 1の西成区、心斎橋商店街の繁華街や歓楽街が多い中央区などが犯罪発生率が高くなっています。
移住の際はこのような治安の悪い地域を避けて、物件を探すようにした方が良いでしょう。
2.大阪府に住んでいる人のリアルな体験談
ここからは、いえらぼで独自に調査した、大阪府に移住した人の生の声を紹介します。
2-1.30代男性会社員Aさんの移住体験談
▼Aさんのステータス
- 年代 30代
- 性別 男性
- 職業 会社員
- どこからどこへ移住したか 東京から大阪府枚方市
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
Aさん
大学卒業し、就職をきっかけに東京配属となり東京で5年半暮らしました。
その後転職し、大阪配属となったため実家からそれほど離れていない地方で生活することにしました。
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
Aさん
特に大阪では通勤時間帯であってもそれほど混雑しておらず、通勤時のストレスが少ないです。
どこに行っても東京の街中のように混雑していないのが良い点です。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
Aさん
たいていほしいと思ったブランドの店舗は都内であれば見つかります。
大阪もそれほど悪くはありませんが、マイナーなブランド等になれば東京では見つかっても、大阪では見つからないことがあります。
それが悪い点です。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
Aさん
そのおかげでわざわざ街中で生活する必要が無くなり、田舎暮らしが好きであれば、普段から田舎に住んで仕事をオンラインですることもできるようになると思います。
仕事内容にもよりますが、田舎で暮らすこともお勧めです。
Aさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
Aさん
大阪は近所の人ほぼ全員の名前と顔が一致するぐらい、近所の人とのつながりが強いからです。
向いていない人は、きらびやかな街中で生活したい人です。
大阪にはおしゃれな雰囲気はあまりないと思います。
Aさんが考えるおすすめ移住先
Aさん
2位は大阪市で、交通の便などが良いので便利だと思います。
3位は高槻市です。私が今現在住んでいる地域から近く、個人的に好きな町です。
Aさんの移住体験談まとめ
- 通勤のストレスが少ない
- 地域のつながりが強い
- おしゃれな雰囲気はあまりない
いえらぼ編集マン
国土交通省の都市鉄道の混雑率調査によると、 東京圏の主要区間の平均混雑率は163%であるのに対して、大阪圏は125%となっています。
大阪の通勤電車は東京に比べると混雑していないので、毎日の通勤で感じるストレスも減りそうですね。
ただ、大阪でも御堂筋線の平均混雑率は146%となっている等、通勤ラッシュが激しい路線もあります。
移住の際は、自分が通勤することになる路線の混雑率もチェックしておいた方が良いでしょう。
2-2.50代男性会社経営者Bさんの移住体験談
▼Bさんのステータス
- 年代 50代
- 性別 男性
- 職業 会社経営者
- どこからどこへ移住したか 東京都墨田区から大阪府岬町
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
Bさん
子供が喘息になり、両親が病気がちであることから、大きな病院が近くにあり、空気が綺麗なところに住まなければならないという状況になりました。
そこで和歌山の大きな病院に近く、空気の綺麗な大阪府岬町に移住することにしました。
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
Bさん
病気がちの両親も大きな病院のある和歌山まで近いことから便利ですし、何より病院の待ち時間が少ないことがいいです。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
Bさん
資格を使って開業していますが、本当に仕事がありません。ここは困っています。
とりあえず下請けの仕事で何とかしています。直接仕事がとれるようになるまで時間がかかると思います。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
Bさん
問題は自分のことと妻のことです。私も妻もいろいろ資格がある私ですが、困っているのは私の仕事です。
資格を使って開業していますが、本当に仕事がない。ここは困っています。
とりあえず下請けの仕事で何とかするという覚悟が必要です。
Bさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
Bさん
向いていない人は、人の話を聞けない人です。 理由は同じで、地方には地方の常識があり、それを受け入れられないとダメだからです。
Bさんが考えるおすすめ移住先
Bさん
2位は大阪府千早赤阪村で、自然が豊かなところだと思います。
3位は熊本県八代市です。こちらも自然があり、病院も近いので楽です。
Bさんの移住体験談まとめ
- 自然があり、空気が綺麗
- 仕事選びが重要
- 地方の常識を受け入れる柔軟性が必要
いえらぼ編集マン
特に個人事業主や自営業の人は、長期的な視点で仕事を考える必要があります。
近年増えているフリーランスなどの個人事業主と同じく、自営業のBさんも生活の拠点は変えやすく、移住とは親和性が高いように思われます。
ただ、サラリーマンではない場合、自分で仕事を取ってこなければなりません。
「中小企業庁の白書」によると、起業1年で個人事業主は廃業率37.7%、法人は廃業率20.4%。 また、起業後3年を見てみると、個人事業主の52.4%、法人の37.2%が廃業しており、実に個人事業主に関しては2人に1人以上が廃業しているのです。
こういったデータから、安易に「フリーランスになって地方移住だ!」と考えてしまうと、後々仕事に困って後悔してしまう可能性が高まります。
移住を考える際は、中長期的に仕事が取れて生活ができる見込みがあるかどうかの検討を立てつつ、移住先のリサーチをするのが得策です。
先人の体験談を参考に、失敗しない移住ライフを送れるように準備を進めていきましょう。
参考:悪い口コミは?【大阪移住失敗談】
もっとリアルな移住失敗談を知りたいという人は、口コミを多く集めた記事を読んでみましょう。 生活面・環境面など、様々な面から見た移住失敗談をまとめています。
▼合わせて読みたい
移住前後のギャップをなくし、移住に備えてしっかりと準備しておきたいですね。
3.大阪府に移住するのに向いている人と向いていない人
では、大阪移住に向いている人はどんな人なのでしょうか?
大阪移住の体験談やデータから判明した大阪移住に向いている人・向いていない人を紹介します。
自分が大阪移住に向いているか判断するための参考にして下さいね。
▼移住するのに向いている人・いない人
向いている人は、人と深くつながりたい人。
向いていない人は、おしゃれな町に住みたい人。
3-1.大阪移住に向いている人
向いている人は、人と深くつながりたい人です。
大阪府の特徴として人と人との距離が近いことが挙げられます。
例えば、飲み屋でも隣のおじさんが話しかけてくる、商店街では店員さんが気さくに世間話をしてくる、ということは日常茶飯事です。
ご近所さんともつながりも深く、大阪に住むと近所の人で知らない人はいないという状況になることも多いようです。
深いつながりのある人間関係を好む人は大阪移住に向いているので、本格的に移住の準備を進めてみてはいかがでしょうか?
3-2.大阪移住に向いていない人
大阪移住に向いていない人は、トレンドに敏感で、おしゃれな町に住みたいという人です。
大阪には各地に商店街が残り、いわゆる下町の光景が広がっているところが多いです。
一般的にミナミと呼ばれる心斎橋や難波の周辺は、The大阪と言わんばかりの地元風情が見られます。
大阪色が強く出るので、東京の山手線周辺の地域と比較すると、おしゃれさには負けてしまうといえるでしょう。
一方で、キタや梅田や天王寺にはルクアやあべのハルカスなど近代的な商業施設が立ち並んでいるので、買い物に困ることはありません。
しかし、最新のトレンドはやはり東京に遅れて回ってくることが多いです。
アーティストのライブや最新の流行を追い求めたい人は、大阪よりも東京に住むのが合っているといえます。
4.大阪府に移住におすすめの地域ベスト3
ここからは独自に収集したデータや口コミを元に、大阪府でおすすめの移住先を紹介します。
移住先の地域を選ぶために参考に、ぜひご覧下さい。
▼移住におすすめの地域ベスト3
1位…大阪市天王寺区
2位…吹田市
3位…島本町
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1位.大阪市天王寺区
大阪市天王寺区は20年以上人口が増加し続けている、移住に人気の地域です。
▼大阪市天王寺区の特徴まとめ
- 教育環境が良い
- 娯楽施設が多い
- 比較的治安が良い
おすすめ理由
天王寺区が選ばれる理由としては、教育環境の良さが挙げられます。
大阪府で偏差値トップの大阪星光学院高校を始めとして、有名私立中学・高校、公立のトップレベルの高校が集まる地域であり、大手予備校、学習塾も充実しています。
住民も教育熱心な人が多いので、教育に関する情報収集にも適した環境です。
子供の教育に力を入れたい、という人にとってはおすすめの地域と言えるでしょう。
大阪市天王寺区ならではの楽しみ
大阪市天王寺区は、娯楽施設が多い地域です。
例えば、天王寺駅から西へ15分ほど歩けば、通天閣のある新世界やなんばグランド花月でお笑いが楽しめるなんばがあり、休日に遊ぶところには困りません。
また、駅から南へ15分ほど歩けば「あべのハルカス」や「あべのキューズモール」等の大型商業施設があり、週末にはショッピングも楽しめます。
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娯楽施設がたくさんある点に魅力に感じた人は、ぜひ大阪市天王寺区への移住を検討しましょう。
移住者の声
20代・女性・在住歴10年
引用:goo住宅・不動産
天王寺区に移住した人からは、繁華街に近いが治安が良いという声が聞かれました。
天王寺駅や寺田駅の周辺は居酒屋や風俗店も多く治安が悪い地域ですが、商業エリアを離れた区の北側はまた様子が異なってきます。
天王寺区の北側のエリアは神社や寺の多い下町が広がり、地域住民しかいないため、女性の一人暮らしでも安心です。
その割には、自転車で繁華街まですぐに出かけられる距離でもあります。
治安が良くて便利な点に魅力を感じた人は、ぜひ天王寺区への移住を検討しましょう。
2位.吹田市
吹田市は子育て世代が多く移住してきている、移住に人気の地域です。
▼吹田市の特徴まとめ
- 大阪へのアクセスが良い
- 公園が充実している
- 子育て環境が良い
おすすめ理由
吹田市が選ばれる理由としては、交通アクセスが抜群に良いことが挙げられます。
大阪市の北に隣接する吹田市は大阪駅まで電車でわずか10分でアクセスできます。
また、市内には5つの鉄道が乗り入れており、市内のどこからでも通勤通学に便利な環境です。
公共交通機関が便利な吹田市は、特に車を持たずに生活したい人にとっては、移住におすすめの地域と言えるでしょう。
吹田市ならではの楽しみ
吹田市ならではの楽しみとして、広い公園で休日が過ごせることが挙げられます。
例えば、万博記念公園や千里北公園、千里南公園、紫金山公園大規模な都市公園が数多くあり、市内の都市公園の面積は大阪府内の自治体で3番目に大きい地域です。
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また、千里緑地では吹田市の天然記念物であるヒメボタルが見れるほど、自然が残されています。
休日には家族で広い公園でのんびりしたい、という方はぜひ吹田市への移住を検討しましょう。
移住者の声
30代・女性・在住歴2年 保育園や幼稚園の数も多く子育て世帯が多いのも安心です。
引用:goo住宅・不動産
吹田市に移住した人からは、子育て環境が良いという声が聞かれました。
吹田市は子育てにやさしい街を目指して、様々な事業を行っています。
「吹田版ネウボラ」と呼ばれる妊娠した時から子育て世代までを支援する事業を行っており、安心して子育できる環境が整っています。
実際、吹田市の自然増減数(出生・死亡による人口の増減)は堂々の大阪府題第1位です。
また、市内には大阪大学や関西大学といった大学も多くあり、学生が多い町でもあります。
若い世代や子育て世代が多い活気のある吹田市に魅力を感じた方は、移住を検討してみてはいかがでしょうか?
3位.島本町
島本町は近年になって人口が増加し続けている、移住に人気の地域です。
▼島本町の特徴まとめ
- コンパクトで便利な町
- 豊かな自然がある
- 名水百選に選ばれた綺麗な水
おすすめ理由
島本町が選ばれる理由としては、規模は小さいながらも便利な町ということが挙げられます。
交通面ではJRを使えば大阪駅まで約23分、京都駅まで約17分でアクセスできるため、大阪や京都の中心部への通勤・通学にも便利な立地です。
駅前にはスーパーや小さな商店街があり、日々の買い物にも困りません。
コンパクトで便利な町である島本町は、移住におすすめの地域と言えるでしょう。
島本町ならではの楽しみ
島本町は大都市へのアクセスが良い一方で、自然が多く残る町です。
町の面積の約7割を山岳丘陵地が占めており、中央部には清流の水無瀬川が流れています。
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休日には、キャンプ場でバーベキューや川遊びなどのハイキングなどで、子供に自然に触れて遊ばせることもできますね。
山と川に挟まれた自然豊かな点に魅力を感じた人は、ぜひ島本町への移住を検討しましょう。
移住者の声
40代・女性・在住歴2年 それほどお店は多くはないので都会の生活に慣れた人には物足りなく感じるかもしれませんが、駅前にはダイエーや小さな商店街もあり、生活していくうえで特に不便は感じません。 歴史のある神社や夏になると蛍の見られる川などがあり、自然も沢山あります。住んでいてとても心が癒やされます。 山からの地下水が美味しいと有名で、名水百選にも選出されています。 水瀬神宮ではその水を汲むことが出来ます。家庭の水道水も100%ではないですが、地下水が出てきます。
引用: goo住宅・不動産
島本町に移住した人からは、水が美味しいという声が聞かれました。
町内には水無瀬川などいくつもの川が流れており、日本の名水百選にも選ばれています。
その美味しい水が評価されて、サントリーのウイスキー工場が建てられており、国産ウイスキー発祥の地としても知られています。
美味しい水と、その水を育む自然に魅力を感じた人は、島本町への移住を検討してみて下さい。
5.利用したい移住支援制度
各地方自治体は、移住者に向けての支援制度を整えている所が多いです。
支援金がもらえたり、体験移住プログラムがあったりと内容は様々ですが、移住を考えている人にとっては利用しなきゃ損なものが多くあります。
申請しないと受けられない支援が多いので、とりあえず知っておくことが大切です。
ここから、各おすすめ移住先で利用できる、移住支援制度を紹介します。
5-1.大阪市天王寺区の移住支援制度
大阪市天王寺区の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼大阪市天王寺区の移住支援制度まとめ
- 民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度
こちらの、民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度について詳しく紹介します。
民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度
対象者:大阪市内の民間戸建住宅の所有者、または住宅を取得して居住しようとする人
大阪市の民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度という支援制度です。
地震に強い街づくりを目指して作られた制度であり、耐震診断・耐震改修設計・耐震改修工事の費用の一部の補助を受けられます。
耐震改修工事の場合は、最大100万円(自己負担額によってはさらに20万円加算)の補助金を受け取ることができます。
ただし、平成12年5月31日以前に建築された住宅であることなど、適用条件がありますので注意して下さい。
中古の住宅を購入して移住しようと考えている方には、ぜひ活用して欲しい制度です。
5-2.吹田市の移住支援制度
吹田市の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼吹田市の移住支援制度まとめ
- 吹田市空き家バンク制度
こちらの吹田市空き家バンク制度について、詳しく紹介します。
吹田市空き家バンク制度
対象者:市内の空き家を取得・利用しようとする人
吹田市では移住支援のために空き家バンク制度を設けています。
空き家の所有者が売却や賃貸を希望する空き家を登録して、空き家を利用しようとする人とマッチングすることができる制度です。
空き家を利用して、吹田市に移住しようと考えている人には要チェックの制度です。
5-3.島本町の移住支援制度
島本町の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼島本町の移住支援制度まとめ
- 建物の耐震補助制度
こちらの建物の耐震補助制度について、詳しく紹介します。
建物の耐震補助制度
対象者:昭和56年5月31日以前に建築された住宅の所有者
島本町では建物の耐震補助制度という支援を行っています。
上記記載の通り、古い建物について耐震診断・設計・改修・除却費用の一部の補助が受けられる制度です。
耐震改修の場合、70万円または90万円を上限とした補助金が支給されます。
移住して趣のある古民家などに住みたいという人もいると思いますが、古い建物は耐震性が気になりますよね。
移住先の住宅に安心して住むためにも、チェックして欲しい制度です。
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6.新しい移住の形!地域おこし協力隊という選択肢
地方での暮らしに憧れや興味があっても、いきなり移住となるとイメージが湧かず、すぐには踏み出せませんよね。
- 地方の生活ってどんな感じ?
- 地域のつながりって本当に密なの?
- 移住先に仕事があるか心配!
といった不明点・疑問点がいくつも出てくると思います。
いきなり住処を移して生活をがらりと変える移住はハードルが高いと感じる方は、まずは現地へ足を運び、生活をプチ体験してみるのが一番。
そんな「移住希望者」と地域をつないでくれる懸け橋となる制度が地域おこし協力隊です!
6-1.地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊は、地方に移住して給料をもらいながら地域の活動に取り組める制度です。
平成30年度には1,061自治体で5,000人以上の人が活動し、任期終了後も地域に定住している人も多くいます。
対象となる都市部から地方への移住を検討している人のニーズに応えつつ、地域の維持・強化を進めることを目的としたWIN-WINな制度といえるでしょう。
6-2.地域おこし協力隊になるための条件
地域おこし協力隊になるには、国が定めた条件・地域が定める条件をクリアする必要があります。
簡単に言うと、現在都会に住んでおり、地方に引っ越し、住民票を移動できる人が対象です。
▼国が定める条件
- 三大都市圏または政令指定都市に住民票を置いている人
- 三大都市圏以外の地域または三大都市圏内の条件不利地域に住民票を移動すること
▼地域が定める条件
- 各地域によってさまざまなので個別に調べる必要あり
上記の条件を満たしていれば、地域おこし協力隊になることができ、1年以上3年以下の期限付きで地方自治体の委嘱を受けます。
農業・漁業への従事、地域の魅力PR、お祭りやイベントの運営など、様々な地域協力活動に従事しながら、国から給料をもらって地域の生活を余すことなく堪能できます。
現在都市部に住んでいて、地方移住を考えている人にはもってこいの制度と言えるでしょう。
6-3.地域おこし協力隊の情報を知りたい人はこちら
KomFortaに登録すると、地域おこし協力隊の募集情報や、移住に関するお役立ち情報にアクセスできます。
登録後、無料のメルマガで「AP地方創生プロジェクト」に参加できる案内が届きます。
なかなか自分で探すとなると面倒な地域おこし協力に関する情報を届けてくれるので、とりあえず登録して情報をチェックしてみるのもよさそうですね。
実際に移住した人に話を聞ける「移住コンシェルジュ」に相談できるなど、移住サポートも充実しています。
Eさん
決断をするのも自分自身ですし少しづつ頭を整理できて「ありがたい」と思いました。
引用:https://komforta.ai/senior-interview-004/
地方への移住を考えている人はもちろん、地方への移住に憧れが少しでもある人も、ぜひ登録してみてください。
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まとめ
大阪府の移住について、体験談や様々なデータをもとに紹介してきました。
大阪特有の人間関係や、東京に比べて通勤のストレスが少なくなるといった特徴が印象的でしたね。
治安が悪いイメージがありますが、場所を選べば治安が良いということは知らない人も多かったのではないでしょうか?
紹介した移住支援制度は一例ですが、本格的に移住を考えている人はぜひ利用しましょう。
ただ、2020年8月時点での情報なので、最新情報は各種HPから確認してください。