島根移住が失敗する!?後悔しない移住のために知っておきたい口コミ10選

島根県へ移住する前には、こんな心配や不安を感じませんか?

ファビコン

島根で子育てするのに、どんな注意点があるの?
ファビコン

島根県はやっぱり不便なのかな…。

せっかく島根県に移住するなら、移住してから後悔したくないですよね。

今回は、実際に島根へ移住して「失敗した!」という生の口コミをご紹介します。

この記事では、失敗談から見る島根移住の注意点成功のポイントを知ることができます。

ぜひ、この記事を読んで島根移住を成功させましょう!

1.【実録】島根移住で後悔…失敗体験談を紹介

まず、以下の5つの点から、島根移住の失敗談を分析していきたいと思います!

  • 生活
  • 仕事
  • 環境
  • 人間関係
  • 子育て

移住スタイルに合わせてチェックしてみてくださいね。

1-1.島根移住の失敗体験談【生活面】

では、まず生活全般の失敗体験談をご紹介します!

人口が全国ワースト2位の島根県。

インフラ整備が進んでいない現状に言及した口コミが多くありました。。

他県への移動手段が少ない

交通の便が発達していないという点が、生活面のデメリットで一番多く上がりました。

ファビコン

20代・女性・移住歴6ヶ月

やはり田舎なので、自動車がないと生活するにはとても不便です。電車やバスの路線も少なく、特に県外にアクセスしようと思ったらかなりの確率で乗り換えが必要になり時間がかかります。
ファビコン

30代・女性・在住歴33年

交通の便が発達しておらず電車やバスの本数がとにかく少ないのが1番不便な点です。地下鉄や新幹線も通っておらず陸続きでの移動を考えたときにすごく不便です。都会では車は一家に一台と言われていますがこちらでは1人一台ないと日常生活がとても不便です。

実は島根県には新幹線が通っていません

また飛行機も1日に2~3本と少ないです。

そのため、県外への移動が難しいのが現状です。

気軽に島根を離れられないのは、移住者にとってはデメリットになることでしょう。

お店や医療機関の数が少ない

そして、百貨店や医療機関の数が少ないというのも生活面での失敗談です。

ファビコン

20代・女性・2018年7月から2020年3月

百貨店や買い物をする所も限られているので欲しい物があったら都会まで行かないといけないです。
ファビコン

30代・女性・在住歴26年

お店、医療機関の数がやはり少ないので買い物や病院などへ行くのに時間がかかり少し大変な点です。

お店や医療機関の少なさは、統計にも裏打ちされています。

商業動態統計調査 確報の「コンビニエンスストア販売 都道府県別販売額等及び前年比増減率 」によると島根県の コンビニ店舗数【2018年】は、全国ワースト5位。(53411店舗)

そして、「厚生労働省の平成30年の医療施設動態調査」によると、病院数、歯科医院数ともに全国ワースト2位という少なさです。(病院51 歯科医院267) 

利便性の高い地域から移住してくると不便さを感じるかもしれません。

1-2.島根移住の失敗体験談【仕事面】

次に、仕事面での失敗体験談を見ていきましょう!

求人が少ない

まずは、求人の少なさが上がりました。

ファビコン

20代・女性・2018年7月から2020年3月

都会に比べて圧倒的に求人が少ないです。地元に戻って働きたくてもなかなか良い働き場所が見つけられないのは大変だと思います。
この点に関しては、興味深い数値が出ています。

有効求人倍率は、全国の1.32倍に対して、島根は1.52倍です。

全国より高い求人倍率なのに、「圧倒的に求人が少ない」と感じる移住者がいる背景を考えてみましょう。

島根県は、2007年からIT企業の誘致に努めています。

昨今の情報化社会の流れを受けて、IT関係の求人がかなり増加しています。

それで、IT関連の求人倍率が高く、全体の求人倍率が他県より高いということが考えられます。

(島根県立地情報ポータルサイト「しまねのIT産業」参照)

ですが、例えばサービス業などは、人口や店舗数の少なさも影響して、求人数が都会に比べて少ないということもわかります。

ですから、島根への移住前には、自分のスキルを活かせる仕事があるかどうか、調べておいた方がいいかもしれません。

通勤も仕事中の移動も車が必要

そして、通勤手段も島根県では都会のようにはいきません。

ファビコン

20代・女性・2018年7月から2020年3月

公共交通機関が充実していないので、移動手段には自家用車が必須です。電車も1時間に1本だったり、バスも主要路線しか走りません。それも1時間に1本だったりします。タクシーも流しのタクシーはありませんので手配するにはいちいち電話して呼ばないと来てくれません。その為自家用車が無いと移動に困ってしまいます。1人に車1台必要なんてこともあります。車が必需品なので、運転できないと買い物などの外出が難しいです。
ファビコン

40代・女性・移住歴12年

電車の本数が少ない、終電が早いのが不便でした。 車があれば何も問題はありません。娯楽施設がパチンコ屋以外には少ないので休日に遊ぶ場所となると遠出することになります。

きっと、都会に住んでいる人なら、電車やタクシーでの移動は当たり前になっていることでしょう。

でも島根ではそういうわけにはいきません。

例えば、大都市と比較したタクシーの車両数は以下のようになっています。

  法人タクシー車両数 個人タクシー車両数
島根県 1,213 0
大阪府 15,419 2,906
東京都 30,813 12,874

一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会ホームページより作成)

通勤の際も、公共交通機関に頼らず、自分の足で移動する必要があることを覚えておきましょう。

1-3.島根移住の失敗体験談【環境面】


では、環境面での失敗体験談を見ていきましょう!

天気が悪く気分が落ち込む

環境面での失敗には、天候の悪さが上がりました。

ファビコン

50代・男性・3年間

島根県は曇りや雨の日が多く日照時間が少ない特徴があり、天気が悪くて気持ちが落ち込むこともあります。また、夜道が暗すぎて出歩くのが怖いということもあります。

この口コミには、島根県が日本海側に面していることが関係しています。

日本海側では、日照時間が少なく、曇りがちだという特徴があります。

島根県の曇りの日数は、以下の通りです。

(引用:ウェザーピーク「出雲市、日本における年間の平均的な気候」)

曇りの割合が半分以上を占めていることがわかります。

なんとなく快晴がなく、気分が落ち込んでしまうというのが、デメリットですね。

島根の冬は極寒!

そして、島根の冬に関する口コミも!

ファビコン

40代・男性

冬場が半端なく寒い雪も多く主要道路の国道9号線が通行規制よくかかりっていて、通勤などに不便さは感じていました。
ファビコン

30代・男性・移住歴3年

交通量は少ないが県民性なのか、車の運転速度が凄く遅い。休みの日は釣りしかやることがない。冬は極寒になり、雪が凄く降る、高速が通ってないので凄く不便。自分がいたときは陸の孤島とも呼ばれている。とにかく、冬は凄く寒い!

「とにかく冬はすごく寒い!半端なく寒い!」というのが、島根の冬に関する口コミです。

島根県の一年の気温変化は以下の通りです。

(出典:星野リゾートより)

東京の平均気温よりも1℃~2℃ほど低いことがわかりますね。

島根へ移住したら、寒さ対策が必要になります。

また、雪も降るので、車の雪対策なども万全の状態で移住しましょう。

1-4.島根移住の失敗体験談【人間関係面】

次に、人間関係での失敗体験談を見ていきましょう!

地区ごとの集まりが多い

まずは「めんどくさい」点に関してです。

ファビコン

40代・女性・12年間

地区ごとの集まりが多いのも面倒くさいなと思いました。

地区ごとの集まりが多いという点です。

内閣府の発表しているデータ」によると 島根県の高齢化率は、平成30年で34%

高齢化率は全国第3位の高さになっています。

高齢化率が高い場所は、昔ながらの風習を今も受け継いでいます。

それで、人と人とのつながりが希薄化している時代でも、島根では地区ごとに集まる習慣が残っているんですね。

田舎独特の閉鎖感がある

そして、「田舎」ゆえの悪い点も残っているようです。

ファビコン

30代・女性・移住歴18年

田舎のため、田舎独特の古い価値観や閉塞感を感じる点があることも否めません。都会住まいが長い方には戸惑う環境があると思います。地元の人が多いので、県外から移り住むのには適していないかもしれません。

統計局のホームページによると、他県から移住してきた人の割合は6.1%です。

また、県内で移住した、あるいは県内にずっと住んでいるという人の割合は90%

地元の人の多さがよく分かるのではないでしょうか。

県外からの移住者が地元のコミュニティに馴染むのに、時間がかかるかもしれません。

1-5.島根移住の失敗体験談【子育て面】

 

では、最後に子育て面での失敗体験談を見ていきましょう!

教育機関が少ない

まず、教育機関の少なさです。

ファビコン

20代・女性・在住歴28年

大学数が少ないですし、専門学校も少ないのが気になります。小学校や中学校、高校は多いですが、その先のことを考えると不安もあります。そのため、将来なりたいものがあれば県外まで学びにいかないといけません。

島根県では大学や専門学校が、決して多いとは言えません。

それで、高校卒業後の進路が限られてしまうというデメリットがあります。

将来的には、子どもが県外へ出ることも想定して家族の人生プランをたてましょう。

習い事や学童が少ない

そして、塾やスクール、習い事も少ないという口コミです。

ファビコン

30代・女性・移住歴18年

学童や習い事も少ないので、実家が近くにないと住むには不便だと思います。又、公共交通機関が発達していない為、車を持っていなければ移動に困ります。
ファビコン

20代・女性・在住歴28年

塾だったりスクールも少ないです。

子どもが個性を伸ばしたり、夢を見つけるのにかかせないスクールや習い事。

また、共働き世帯では、放課後子どもが預けられる場所を確保するのも大切です。

そういった施設が少ないというのは、子育て世代にとってはデメリットですね。

地方で育った子どもには、都市部と同じほどの機会が開かれていない場合があるということも覚えておきたい点です。

2.失敗から学ぶ!島根移住の注意点

これまで、幾つかの失敗体験談を見てきました。

それでは、島根移住の注意点を3つお伝えします。

注意点1.県内外の交通アクセスが悪い

まずあげられるのが、県内、そして県外への移動が大変だということです。

ファビコン

40代・男性・2009年4月~2013年3月まで

島根は東西に広くて、せっかく島根に転勤で来たのだからと、妻と二人で出雲大社へ行ったが、今はわからないが当時は高速道路もちょっとの区間しかなくて、片道三時間以上かかり疲れました。観光としてはいいが、基本島根は何もない。
島根県では、電車や高速道路があまり普及していません。

それで、車移動が基本ですが、未だに高速道路が通っていない場所も多くあります。

東西に広い県内を移動するために、かなりの時間がかかるため、県内の移動は楽ではありません。

(引用:しまね観光ナビ)

そして、他県への移動手段もあまり多くありません。

ファビコン

30代・女性・在住歴26年

住みにくい点としては、公共交通機関の少なさ。新幹線はなく他見への移動手段は、自家用車、バス、電車、もしくは飛行機となりますが、バス、電車、飛行機ともに便数は少し少ないです。
 

NAVITIMEの時刻表で調べても、2時間や1時間に1本という電車が少なくないことがわかります。

もし他県へ出ることが多いなら、島根の中でも比較的アクセスが良い場所に住みましょう。

例えば、松江駅や出雲駅周辺などがおすすめです。

ぜひ、住む場所を上手に決めて、不便さを乗り越えてくださいね。

注意点2.買い物できる店舗数が少ない

そして、島根県では、ショッピングを楽しめる場所も限られています。

ファビコン

30代・女性・在住歴33年

また全国で人気のチェーン店などが入ってくるのもかなり遅いです。雑誌に載っているブランドのお店は少なく、わざわざ車で2時間強かけて広島や岡山まで行かなければなりません。
その為若い子はどうしても都会への憧れが強く、また、大学や短大が少ないこともあり、進学と共に地元を離れて結局帰ってこないパターンが多いです。

観光庁の「共通基準による観光入込客統計」によるとシート4-行祭事・イベント島根県 28 ワースト1

チェーン店やブランド店が少ないという口コミが多く見受けられました。

そこで、島根県における代表的なチェーン店の店舗の数をまとめてみました。

  店舗数 47都道府県中ランキング
カラオケ 25軒 ワースト2位
TSUTAYA 3軒 ワースト1位
DAISO 14軒 ワースト1位
スターバックス 4軒 ワースト1位

出典:総務省統計局「平成26年経済センサス‐基礎調査を基にしたデータ
TSUTAYA 店舗検索
ダイソーの店舗数調べてみた 

都市部には「あって当たり前」だったお店が、島根県に行くと探すのも大変そうですね。

Amazonなどのネットショッピングを上手に活用することが必要です。

注意点3.閉鎖的で選択肢が限られている

最後に考えたいのが、「選択肢が少ない」という点です。

特に、子育て世代の方は要注意!

平成30年度学校基本調査」によると島根県の教育機関数は以下の通りです。

  教育機関の数 47都道府県中ランキング
大学 2校(国立1校・公立1校) ワースト1位
大学入学者 1701人 ワースト3位
専門学校 19校 ワースト3位
学習塾 小中高生徒数1000人あたり3.11軒 ワースト6位

このデータから、子どもたちが成長した時の選択肢が少ないことが読み取れます。

将来的には島根から出ることも視野にいれたほうがいいかもしれません。

田舎でのびのびと子育てできる半面、子どもの夢を叶えるための選択肢が少ないことは、島根移住の前には考慮にいれておきたい点です。

3.島根移住を成功へ導くポイントとは?

では、島根移住を成功へ導くポイントを3つご紹介します!

ポイント1.アクセスの良い場所に住もう

まずは、アクセスがよい場所へ住むという点です。

実際に移住した人からはこんな口コミがありました。

ファビコン

50代・男性・移住歴3年

島根県は、鉄道やバスなどの交通網が少なく、特に市街地から離れたへき地であると公共交通手段で移動するのがとても困難です。自動車が欠かせない地域です。

それで、もし可能なら県内移動が便利な松江市や出雲市、境港市などのアクセスの良い場所を移住地として選びましょう。

また、島根県には、国内や海外を結ぶ空港が4つあります。

アクセスをまとめましたので、県外に出ることが多い方は、参考にしてみてください。

 

出雲縁結び空港  札幌・東京・福岡・名古屋・神戸・静岡・仙台
松江市: 松江駅から空港まで30分
出雲市: 出雲縁結び空港から20分

米子鬼太郎空港 境港市  東京・ソウル・上海・香港
境港市:米子駅から25分
松江市:松江駅から40分

隠岐の島「隠岐世界ジオパーク空港」 大阪・<出雲を経由して東京や福岡>
隠岐郡隠岐の島町 

萩・石見空港 益田市 東京

 

ポイント2.買い物や勉強はインターネットを活用!

先ほど考えたように、島根県には店舗や教育機関の数が少ないです。

それで、インターネットを上手に活用して、選択肢を増やしましょう。

ネットショッピング

店舗数が少ない島根では、ネットショッピングで買い物するのが便利です。

ブランド店やチェーン店の多くがインターネットでの買い物に対応しています。

それで、地元にない店であっても、インターネットなら購入できるかもしれません。

島根にいったら、ぜひネットショッピングを活用しましょう。

オンライン教室

子どもにあった学習塾などが、移住先にない場合、オンライン教室を利用するのも一つの手です。

近年、オンライン教育は発達しています。

Skypeやzoomなどのツールを通して、外国語や学校の勉強だけでなく、美術やスポーツも学ぶことができます。

ですから、子どもがやりたいことが移住先で見つからなかった場合は、オンライン教室を探してみるといいでしょう。

ポイント3.島根移住の専門家にアドバイスをもらう

そして、最後に島根移住の専門家にアドバイスをもらうことも大切です。

島根への移住を考えている人を支援する以下のような場が設けられています。

web移住個別相談

WEB移住個別相談では、WEBツール(Teams・Skype・Zoom)を活用して、顔を見ながら直接話したり、資料や画面を共有しながら話を聞くことができます。

月~金(土・日・祝日を除く)10:00~17:00 (1回50分)

島根移住の相談会

担当者から直接話が聞ける場が、大阪、東京、広島に設けられています。

移住先がどんな場所なのか、また移住支援制度を詳細に知ることができるので、不安をぬぐいさることができるでしょう。

オンラインや相談会を通して、移住支援制度を上手に活用しながら、島根移住を成功させましょう!

4.島根移住するならココ!おすすめの地域

では、最後に島根移住のおすすめ地域をご紹介します。

移住者に人気の地域は、飯南町です!

おすすめの地域は飯南町

おすすめの地域は、島根県東部に位置する飯南町です。

まずは、子育て面でのサポートが充実しています。

先ほど考えたように、教育機関が少ないというのが島根移住のデメリットでした。

それを受け、飯南町では公営塾を設置しています。

中学生までは無料で、高校生は1ヶ月5000円で学習サポートを受けられるのは嬉しいですね。

また、保小中高一貫教育を実施しており、一貫した独自のキャリア教育を実施。

子育て面での心配を解決する充実した支援に加え、移住後のアフターフォローも手厚くしてくれます。

日本の四季を感じられる自然豊かな場所で、地域全体に溶け込んで移住生活を遅れるのが飯南町です。

利用したい移住支援制度

では、飯南町でぜひ利用したい移住制度をご紹介します。

農林業定住研修制度

飯南町で農業を始めたいと思っている人へ、農林業研修制度を設けています。

農業について全く知らなくても、市職員や地元の人が一から教え、サポートしてくれます。

島根で農業につきたいと思っている人は、ぜひ利用してみましょう。

町外通勤助成金

飯南町へ移住しても、町内に仕事がない場合もありますよね。

そんなとき、町外通勤助成金を利用しましょう。

町外への通勤費用として、市から毎月5000円が支給されます。

子育て世帯向け住宅の建設

「夫婦共に40歳以下の子育て世帯で、25年以上の居住を確約できる方」という条件で、月4万円で好きな間取りの家を建てることができます

市の支援を受けてマイホームが持てるのは、嬉しいですね。

子育て世帯のUIターン者は、ぜひ利用したい移住支援制度です。

他にも、子育て世代にはいろいろな支援があるので、ホームページからチェックしてみてください。

以下のウェブサイトもご活用ください!

5.まとめ

島根県の移住者の失敗談から、こんな注意点を学ぶことができました。

  • 県内外のアクセスが悪い。
    →なるべく利便性のいい場所に住みましょう。
  • 店舗数や教育機関数が少ない。
    →インターネットを活用しましょう。
  • 田舎独特の閉鎖的な雰囲気や仕事面での心配がある。
    →移住のエキスパートに相談しましょう。

ぜひ、この記事を活かして、島根移住を成功させてくださいね!